2009年5月16日土曜日

中国で何が起こっているのか



毛染め偽装で暴利の業者、中国ペット市場の暗部
 中国ではこのほど、より高値でペットの犬を売るために、人気の色に毛染めして偽装する業者が暗躍していることが判明。大量の毛 染め剤を浴びた犬はぐったりしているため、売り出す直前に痛み止め剤を摂取させ、しばらくは元気に飛び跳ねる様子をみせるが、1週間以内に死亡するケース が多発している。

 北京紙「京華時報」の記者がペットショップの店主を装って、毛染めするペット業者へのおとり調査を行い、偽装の一部終始を明らかにした。

 六畳ほどの仕事場で、白のトイプードル(通常販売価格は700元、約1万円)をテディベアに変身させると自慢げに言いながら、中年の女性が作業を始めた。茶色に毛染めすれば、倍の1500元(約2万2000円)で売れるという。

 女性はすでに黒く変色した黄色のゴム手袋を嵌め、歯ブラシに紫色の液剤をつけ、犬の顔にまんべんなく塗りつけた。予め用意していた黒ずんだ容器にはすで に熱い水で毛染め剤を溶かしている。犬をこの中に押さえつけて毛染めを始める。水温が高いためか、犬は必死に声をあげ、激しく抵抗する。しばらく染めてか ら、犬を取り出してドライヤーで乾かし、ブラシで毛を梳かす、完全に乾いたら、再び上記の毛染め作業を行う。このときに犬はすでに抵抗する力もなくなって いる。このような作業は5回繰り返しされる。毛染め完了時は、大量の毛染め剤を浴びたこの犬はすでに瀕死状態になっていた。記者によると、作業室の外まで 毛染め剤の激しい刺激臭が漂っていた。

 また、業者の説明によると、このように細工された犬は多く売り出されている。毛染めした犬は元気がないため、多くは1週間以内に死んでしまう。買主から 逃れるために、露天商は市場で露天売りするしかない。直前に痛み止め剤を注射すれば、しばらくの間は元気な姿を見せるという。

 報道によると、毛染めのほかに、顔に塩水を注射し、可愛く変身させる業者もいるという。

中共幹部による集団少女強姦事件、非公開審理に疑問の声
 中国貴州省習水県の人民法院(地方裁判所に相当)は4月8日、国家幹部らが長期にわたり、不特定多数の少女を強姦する案件を非 公開で審理した。罪は少女買春。現職の幹部5人を含む7人の容疑者は出廷し、被害者となる少女たちの家族の入廷は禁止され、メディア取材も制限された。

 7人の容疑者には、県役所の主任、県土木所の所長、県社会保険局の幹部、県司法所の幹部、現職の高校教師など5人が含まれ、さらには、全国人民代表大会の代表もいる。

 容疑者らは2007年10月から2008年8月の間、計画的かつ繰り返し十数人の女の子(ほとんどは15歳未満)を強姦した。犯罪の現場は県司法局宿舎3Fである。ある被害者の親が娘の異変に気づき、問いただしことから暴行事件が発覚した。

 法廷審理はすべて非公開で行われた。

 法廷審理の傍聴を求める被害者の父母らに対し、裁判官・莫任利氏は、未成年者のプライバシーを保護するとの理由で、入廷を禁止した。

 殺到する全国各地のメディア記者も入廷を禁止され、官製メディアの新華社と中央テレビの計4人の記者だけが傍聴できたが、いかなる報道機材の持込と現場記録が禁止された。

 当日は、法廷の外で数百人の現地住民が集まり、公正な審理を求めた。

 検察側の起訴罪状は「少女買春」である。

 それについて、法律専門家は、容疑者らの罪を軽くしようとしていると指摘、以下のように分析した。「買春はすなわち、双方が同意の上で性行為を行うこと である。それは明らかに今回の犯罪事実と異なり、容疑者らの罪を軽くしようしている。被害者は少女である上暴行されたのだから、当然、強姦である。量刑も 強姦罪に順ずるべきである」。

 判決が下される時期について、法廷は説明していない。



中国福建省:豚大量死、豚インフルが原因か

 中国福建省福清城頭鎮で、首渓村、黄墩村、星橋村の三村の境界目の河川に捨てられた豚の死骸百頭以上の腐敗臭が付近に充満し、百 メートル離れたところでも臭いが鼻につくという。中国「東南快報」が27日に伝えた。当局は、これら死亡した豚は付近の養豚場から出た可能性が高いとみて いる。

 報道によると、麻袋に詰め込まれて河岸や横その沿道に放置された豚の死骸の殆どが子豚。住民の陳さんによると、これらの死骸はすでに半月以上放置されているという。陳さんは「昼頃、よくバイクで豚の死骸を運ぶ人を見かける」と述べた。

 現場を視察した城頭鎮の何尚貴・副鎮長と鎮の牧畜獣医所の呉所長は、死骸の腐敗程度から、河岸に長く放置されていたとみている。

 一方、世界保健機関(WHO)が豚インフルエンザに対する警戒水準をフェイズ6まで引き上げた現在、福建省福清河川で発見された大量の豚の死骸の報道 は、さらなる懸念を与えた。数多くの大陸ネット利用者は、これら死んだ豚は豚インフルエンザによる死亡ではないかとの問い合わせがネット掲示板を飛び交っ た。

 別の報道によると、今年2月、山西省洪洞県でも約千頭の豚が発生した病気で死亡した事件があったという。地元政府部門は2月3日に発表した統計による と、洪洞県だけでも少なくとも1300頭以上の豚が死亡したという。同県の牧畜局は病気の原因が通称※紅皮病(こうひびょう)と豚コレラの合併症だと示し た。当時、死亡した豚の一部の豚肉は市場に出回っていたという。

 ※紅皮病は、肥育豚の急性横断性貧血が米国で最初に確認された。分布域は広く、近年の豚の輸入で検出率は高い。 媒介者はアブ、サシバエ、ダニ、シラミ、カなどの吸血昆虫の他、注射針からの感染も疑われる。

ロシアで急死の中国人女性、本当の死因は何か

 モスクワ時間4月15日午前8時ごろ、ロシア南部のブラゴヴェシチェンスクからモスクワ行きの列車の中で一人の中国人女性が急 死した。同日朝、ロシアテレビ局などロシアの各主要メディアは、「死因はSARS感染の可能性が高いと診断された」とこの事件を報道した。しかし、当日 夜、ロシアメディアの報道は一斉に変わり、この中国人女性は手足口病、またはインフルエンザで死亡した可能性が高いと報じた。

 ロシアのヴィエスチ・テレビ局、ロシア新聞社などの各主流メディアの15日午前の報道によると、中国人女性がブラゴヴェシチェンスクからモスクワ行きの 列車の中で急死した。医療機関による初期の診断では、死因はSARSである可能性が高く、最終的な検査結果は1週間後に出るという。

報道によると、死亡した中国人女性の名前は楊翠琴(音読)、23才。彼女の親族も同じ列車に同乗していたという。

しかし、15日夜、多くのメディアは午前の報道とは違い、死亡した中国人女性の死因は手足口病の可能性があると報じ、詳細な検査結果は7日から10日以内に出ると伝えた。

主治医のチュチャリン氏はロシアの通信社に、死因は重度のインフルエンザによる可能性が高いと説明した。

防疫機構の責任者オニシンカ氏は国家テレビ局ヴィエスチの夜のニュース番組で、「現時点において、この中国人女性の死因はSARSであるかどうか確認、ま たは否定する証拠がまだない。防疫機構は現地の状況を完全にコントロールしている。市民は恐怖を感じることはない」と説明した。

また、この中国人女性の死後解剖について、各メディアの報道も異なっている。列車が緊急停車しているキロフ駅の現地政府幹部は、まだ解剖していないとしているが、前述の防疫機構の幹部オニシンカ氏は、すでに解剖を行っていると説明した。

オニシンカ氏は、女性が乗車した第2車両と、隣接する第1、3車両は、徹底的な消毒作業が行ったとした。列車に同乗した五十数人の中国人は隔離され、うち数人は高熱を出していることを明らかにした。


南京に「スパイ博物館」開館:でも外国人は入場お断り

 このほど中国江蘇省南京市で、スパイの歴史を展示した施設が開館した。BBCによると、この「スパイ博物館」は、南京市にある江蘇国家安全教育館で、一般の中国人に無料で公開されているが、外国人が入ることは禁止されているという。

 展示内容は、20世紀初頭から始まる中国の「スパイ」に関する歴史。

 その中には、国共内戦の時期に、中国共産党の党員がどのようにして遊撃戦をおこない、国民党政権に打撃を与えたかというものもある。

 また、特に注目されているのは、中国共産党が政権を掌握した後、どのような手段で「敵」からの国家転覆工作や破壊活動を防止してきたかという内容の展示である。

 これは現在の中国が、外国から受けたスパイ工作を非難してアピールするものであり、非常に敏感な内容になっているという。

 スパイ活動に使われた道具として、タバコや口紅の形をした小型ピストル、文書が入れられるよう中が空洞になったコイン、トランプの図柄に偽装された地図なども展示されている。

 「なぜこの展示館に外国人が入れないのか」とBBCの記者が聞くと、展示館の担当者は、「これらの展示内容は国家の安全に関わることで、非常に敏感であり、外国人に公開するには適さないからだ」と答えたという。

欧州議会副議長、「臓器狩り」記者会見=英国

 欧州議会のスコット副議長は最近、英国ロンドンの外国メディア協会で「沈黙のジェノサイド」と題する記者会見を開いた。中国問題の 専門家、臓器移植の専門家、中国で監禁体験のある法輪功学習者らが会見に臨み、生きた法輪功学習者からの臓器狩りは事実であることを証言した。

モンゴル三千年の遊牧生活:中国当局、わずか十数年で破壊

 春霞などの雅語がつけられた黄砂。遙か昔から存在していた黄砂がこの数十年で有害な汚染物質をもたらす可能性があることを人工衛 星画像やフィールドワークなどで実証した星野仏方理学博士(酪農学園大学環境システム学部教授)の講演会が四月十一日、都内で開かれ、モンゴル三千年の遊 牧生活がわずか数十年で破壊されたという事実が紹介され、来場者は隣国で起きている自然破壊のスピードの速さと、日本に及ぼす影響に衝撃を受けた。
 砂漠化は人災

 星野教授によると、内モンゴルは本来草原が広がる自然の恵みの豊かな地域だが、砂漠化が進んでいることがこの十年の研究・調査からわかり、それは天災というよりは、中国当局の政策の誤りによる人災であるという。

 ゴビ砂漠で発生する砂嵐は、「砂塵暴」と呼ばれ、家屋や自動車のボンネットにも大きな傷をつけるほど破壊力を持つという。

 この莫大なエネルギーで上空に吹き上げられた黄砂が従来、西日本を中心に降り注いでいたが、砂漠化の北上により北海道や東北、関東にまで黄砂が降り注いでいるという。

 しかも、中国の西部辺境地帯には、これまで東部沿岸にあった工場などが移され、大気汚染や廃棄物などから有害物質が発生し、汚染が著しいという。

 この汚染物質が黄砂の粒子に付着し、日本に到達する、いわゆる越境汚染の可能性が高くなっているという。

 内モンゴルの砂漠化が急激に進んだ原因は、中国当局の政策にある。定住化と生産性を高めるために、柵や囲いなどを設置し、放牧を人為的に調整しようとし たが、柵があるために、自由に移動できなくなったヤギの群れは、同じ場所を掘り起こし、二度と草が生えなくしてしまった。

 さらに、生産性をあげようと、頭数を増やしたことが、過放牧となり被害を大きくした。

 また、定住化による農作業も砂漠化を促進させた。内モンゴルは草が生える土壌の層が数センチしかなく、耕すとすぐに砂の層が現れる。

 モンゴルの長老からは代々、「草原を耕すな」と伝えられてきたが、中国当局の強制的な定住化により、内モンゴルの人々は矛盾を感じながらも、放牧という生きる術を失ったからには、農作業をせざるを得なかった。

 モンゴルの自然の均衡を保っていた放牧生活は三千年以上も続いていたが、中国当局はそれをわずか数十年で破壊してしまったといえる。

大紀元日本

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