アジアンハイウエーが開通した、7月の開通からは多少遅れたが開通は10月になり、それと同時期に政府は全少数民族武装勢力ではないが8部族と停戦にこぎつけた、KIOカチン独立軍などとは停戦には至らなかったものKIOの代表もオブザーバーとして参加した、これにはアジアンハイウエーが少数民族武装勢力地域にまたがっていると言う事も政府としては停戦を早めたかった理由としてあるが、11月8日に実施される総選挙の前にはどうしても停戦にこぎつけたかったと言う事である。
少数民族地域では精力的にアウンサウンスーチー率いるNLDが演説を行い廻っているが、今回の総選挙この地域での議席確保がカギになる。
ビルマ人が多く住む地域ではNLDは絶大な支持があり、議席数も相当伸びると思う。しかしチン州やラカイン州などではメディアが言うほどまでには議席を確保できないと思うのである。
一つはロヒンギャの問題がある、ラカイン州ではイスラム教徒が多く住みアウンサウンスーチー氏もロヒンギャの問題をはっきりさせていないからだ、ビルマ人としてはロヒンギャなどミャンマー人として認めたくない、しかしアウンサウンスーチー氏はロヒンギャはミャンマー人ではないとはっきりした発言をしていな、追い打ちをかけるようにミャンマー 強硬派の仏教グループのウィラトゥ氏はここにきてアウンサウンスーチー氏を批判している、態度を明確にせよと。またウィラトゥ氏はロヒンギャに対して「野生の象と人間は一緒に住めない。追い出さなければ人は殺されてしまう」とまで発言している。NLDが態度を明確にしない限り今後ビルマ人からも見放される可能性だってある。
メディアが言うほどNLDの大勝とはいかないような気がする。
不穏な動きが場外からも出ている先の少数民族との停戦合意に伴いインドのマニプール州のUkhrul、Chandel、Churachandpurの各地区では夜間外出禁止令が発令されたこれらの地域では今後6か月間、国境から3km以内の地域で、18時から翌朝4時までの外出を禁止する。禁止令は、ミャンマー政府と少数民族武装勢力が停戦協定に合意したことによって発令された。インド側は、停戦合意の影響によって国境付近で何らかの行動が起こることを懸念し、地域住民の安全を守るために禁止令を実施した。と言ってはいるがこの地域はもともとミャンマー人もインド人もいない少数民族武装勢力地域で現在の国の概念の範疇外である地域であるからだ。
さてアウンサウンスーチー氏は内と外のもめごとにどれだけ対処できるのだろうか?
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