2007年12月23日日曜日

北京オリンピックはほんとうに開催できるのか?

2008年8月8日、「8」が三つ並ぶ日に北京オリンピックははじまる。しかし、今、アメリカでは「北京オリンピック・ボイコット」の声が沸き起こっている。中国は「平和の祭典」であるオリンピックを開催するにふさわしくないという。

  スーダン、ミャンマー、ウズベキスタン、ジンバブエ、これらの国は独裁政権が自国民を殺戮する殺人的独裁国家と呼ばれている。これらの国々を中国が支援し ている。人権弾圧、非民主的国家にある地下資源欲しさに、なりふり構わず援助している。北京オリンピックを「大虐殺オリンピック」と呼んでいる。

  一番問題になっているのは、今、世界でもっとも最悪の状況下にあるスーダンのダルフール。スーダン政府がアラブ系住民のミリシア(武装した民兵)をつかっ て、政府に服従しないアフリカ系住民20~45万人を虐殺した。その結果、250万人を超える難民を生み出した。中国は大虐殺をしているスーダン政府に戦 闘機、爆撃機、攻撃用ヘリコプター、重火器、自動小銃などの武器を大量に供給している。中国は自分が欲しいものを手に入れるためにはジェノサイド(組織的 大量虐殺)に使用することを知っていながら殺人兵器を供給しているのだ。中国は「平和の祭典」の対極にある「悪の実現者」であるとして、アメリカの連邦議 会下院は6月5日、中国の非難決議をした。アメリカではニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストなどの新聞が中国を非難する意見広告を出している。フ ランスの大統領選挙では複数の候補者が「北京オリンピック・ボイコット」を呼びかけた。

 中 国は自国内でも反共産党、反政府活動をしていると見做した個人や団体を強権的な弾圧をくり返している。気功集団の「法輪功」のメンバーを大量に拘束してい る。内モンゴル自治区、新疆ウイグル地区、チベットなどで民族独立を目指したり、反政府的な少数民族の自由を奪い、固有の文化を消し去ろうとしている。

 北京オリンピックに連動する暴力的で強引な土地収用をしている多くの開発行為も国際的なメディアの注目をあつめている。

  アメリカや日本で問題になっている輸入食品問題は切実だ。何が真実かわからなくなってしまった「ダンボールをブレンドした肉饅頭このままでは、主催者側が 提供する食べ物も飲み物も手をつけることができない。各競技団体は、日本から飲食物を持って行くしかないのかも知れない。中国産の食品問題は、わたしたち タイに住む日本人やその他の外国人にとっても深刻な事態なのだと思う。水不足も深刻だ。長江(揚子江)の水量が減少している。灌漑用水だけでなく、 飲用水も不足気味だ。

 屋外で競技する選手にとって大気汚染はひじょうに深刻な問題だ。欧米 の国の中には競技の直前まで外国にとどまって、ギリギリに現地に入るという国も多い。陸上競技、とくにマラソンはどうするのだろう。サッカーだって大変 だ。まあ、戸外で大量に酸素を吸収するすべてのスポーツが戸惑っている。大気汚染の原因となるガスを排出する工場や自動車をオリンピックがはじまる前に追 放するという一時しのぎが通用するかどうか、一年たってみなければ分らない。

 観衆のマナーの悪 さは相変わらずだ。瀋陽で行われたサッカーのプレ大会でも日本人観衆が被害にあった。中国政府は、観客が非常に興奮するスポーツ、サッカーに重点をおいて いるが、他のスポーツでも興奮した観衆の動向を抑えることは難しい。そして、瀋陽の大会では日本対中国の試合で主審、副審、線審などすべての審判が中国人 だったという。要は中国の競技団体役員には、国際大会を主催するための最低限の常識やマナーをもち合わせていないということだ。サッカーのみならず、体操 でも柔道でも、審判の主観が判定に影響するスポーツでは富める国の競技団体が貧しい国の審判たちを買収するくらいはふつうに行われていることだ。アジアレ ベルの競技団体の役員選挙でも買収は公然と行われている。賄賂、買収、そういうことが歴史的に現実的にもっとも得意な国が主催するオリンピックだ。「どう なることやら」というのが、正直な感想だ。

現在オリンピックをボイコットすると言う国が、数カ国あるらしい、もっと増えてもらいたい者である。

日本のノビタ君も27日からチュンコウに行くらしいので、誰か暗殺でもしたら、ボイコットする良い材料にはなるのだが、暗殺する価値も無いか?

ゴルゴに頼んでも、鼻で笑われるのが落ちかも知れない。



汚すぎ、、、、、、







0 件のコメント: