2011年3月28日月曜日

Thai For Japan : เบิร์ด ธงไชย แมคอินไตย์



トンチャイと言っても日本の方はだれも知らないと思いますがタイでハンナバー1と言ってもいいスーパースター(歌手)です。
後半は日本語になっているので、日本語で聴けば歌唱力も判るかと思います。

頑張れ!日本

2011年3月27日日曜日

東北の同志より

愚生が最も信頼かつ尊敬している同志の1人である工藤正也さん(日本乃會代表)から緊急の連絡がありました。

工藤さんは青森県の出身で帰省中に被災しましたが、その後は青森県・岩手県・宮城県において炊き出しを行うなど、現在は救援活動に従事しています。

救援活動に尽力している工藤さんですが、被災地における中国人盗賊の犯罪を知り、同志数名とともに「被災地治安維持警備隊」という実力部隊を結成し、被災地において自主警備を展開しています。

このたび、東北各地において獅子奮迅の活躍をしている工藤さんから、下記の呼びかけがありました。

民族派の同志に対する呼びかけを要請されましたが、1人でも多くの方々に理解していただきたく、広くご紹介します。

【三澤浩一】


☆★☆★☆★☆★☆★


緊急を要します。

1人でも多くの方が現地入りし治安維持のため警備をしていただくよう呼びかけ
ていただけせんか?

特に我々民族派にはピッタリの任務ではないでしょうか?

よろしくお願いいたします。

**********

今、被災地に於いて非常事態が発生してます。

青森(八戸)岩手(大槌)宮城(石巻)福島などで泥棒や強盗が多数出没し、性犯罪も日に日に増加傾向にあります。

特に日が暮れてからの治安が非常に悪く、車でさえ出歩く事ができない危険な状況です。

最初の頃はバールやハンマーを持って避難民の自宅や半倒壊した家屋に侵入し物品を盗んでいたそうですが、家や店舗などに物が無い事がわかると今度はナイフで武装し人間をターゲットに秩序を脅かしてます。

救援物資を運ぶ運搬車両を襲い、緊急車両からはガソリンを盗み、女性はトイレから連れ去られて犯されるという最悪の事態です。

「参考(被災地からの声)というサイト、警察、現地被災者」

**********

大地震や大津波といった地獄絵図のような《天災》から奇跡的に生還し、まだライフラインもままならない避難所で寒さと(東北地方はまだ雪が降ってます、石油もありません)飢えをしのぎながら一生懸命生きている…

その被災者に今度は《人災》が襲いかかろうとしています。

天災は防ぐ事が出来ませんでしたが、人災は防ぐ事ができます。

警察、消防、自衛隊など全国各地から応援部隊が現地入りしていますが、とても手が足りてません。

我々ができる事をできる範囲で協力し、被災者を人災から守り、治安回復を目指しましょう。

頑張れ!日本!


(なお、現地入りする際、その日数分の水、食糧、及び燃料を忘れずに!現地で
は何も調達できません!)



 やはりニュースなどで強盗や強姦の記事を見てどうも違和感を感じていたのですが、こういう事だったのですね、成田空港にチケットも持たずに何千人で押しかけてみて、平気で居座って、ゴミを散らかし放題にして観たり、此奴等がする事は常人では考えがつかない、又連中もこんな時こそと思ったに違いない、ところがどっこいこんな時には日本人は、割かし平静を保たれるのです、したがって連中の誤算は逆に目立ってしまったと言う事でしょうか、しかし、けしからん、犯罪者はそれ相応の覚悟をし天罰が下るのを忘れてはならない。

2011年3月19日土曜日

英霊来世

防人~あなたがいるから~


九段/英霊来世AreiRaise



英霊来世-矜持


天災に苦しんでいる時こそこの曲を聞いてほしい



米第7艦隊オペレーション友達作戦


米第7艦隊オペレーション友達写真は此方Operation Tomodachihttp://www.flickr.com/photos/compacflt/sets/72157626119790243/
写真は此方U.S. Pacific Fleet's photostreamhttp://www.flickr.com/photos/compacflt/

HACHINOHE, Japan (March 18, 20110)

HACHINOHE, Japan (March 18, 20110

HACHINOHE, Japan (March 18, 20110) A Misawa Air Base



陸上自衛隊西部方面隊

西部方面隊は、東北地方太平洋沖地震で被災された方々の救助活動を実施中です。


宮城県北部地区における救助活動(第4師団
 
被災地に向け出発する生活支援隊(3月15日北熊本駐屯地)

2011年3月18日金曜日

アジアでは

大使館からのお知らせ

反独裁民主戦線(UDD)によるデモ集会実施等に関する注意喚起
(3月17日現在)

1.治安当局によれば、19日(土)、反独裁民主戦線(UDD:通称「赤シャツ・グループ」)は、昨年のバンコク都内ラチャプラソン交差点を中心として行われた大規模デモ開始から1年を迎えることを受けて、UDD政治犯全員の早期釈放を要求するため、以下のとおりデモ集会を行う模様です。

 【UDDデモ集会予定】
◎日  時 3月19日(土)13時頃~24時頃
◎場  所 ラチャプラソン交差点(別添地図参照)
◎人  数 数万人が参集する可能性有り
◎デモ概要 ・13時頃、UDDメンバーがラチャプラソン交差点に集合し、民
主記念塔に徒歩で移動し集会を開催の予定。

2.また、治安当局によれば、反独裁民主戦線は、3月から5月までの週末に同様のデモを行うとの情報があります。つきましては、今後、デモ集会に関します報道等から最新情報の入手に努めるとともに、不測の事態に巻き込まれないよう、デモ集会が開催されている付近(ラチャプラソン交差点、民主記念塔周辺等)には近づかない等、安全確保に十分注意を払ってください。

3.なお、バンコク都7区(ドゥシット区、プラナコン区、ワッタナー区、ラチャテーウィー区、ワーントーンラーン区、パトゥムワン区、ポムプラープサトルーパーイ区:別添地図参照)には、デモ集会等の抑止及び規制を目的とした国内治安維持法(ISA)が適用されており、同地域では、状況に応じて「一部交通手段の制限」、「移動規制」、「検問所の設置」、「武器等の所持禁止」、「安全確保のための電子機器の一時使用禁止」といった種々の規制措置が講じられることになります。また、8日(火)、タイ政府(国内治安維持センター)は、上記ワッタナー区内スクムビット通りソイ31に所在するアピシット首相私邸(別添地図参照)周辺で、最近、少人数によるゲリラ的な抗議行動が頻発していることを受け、状況に応じて「移動の規制」、「検問所の設置」等を更に強化すると発表しました。
 

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
 電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
 FAX :(66-2)207-8511



アジアでは

ベトジョベトナムニュース

ベトナム国家主席、日本に対し哀悼の声明を発表

11日午後に発生した東北関東太平洋沖地震を受け、ベトナム国家主席は日本政府に哀悼の声明を発表した。12日付政府ウェブサイトが報じた。

 それによるとグエン・ミン・チエット国家主席は天皇陛下に、グエン・フー・チョン書記長兼国会議長は菅直人首相に、それぞれ哀悼の声明を出し、日本の早期復興を支援する旨を述べた。

 ベトナム外務省と在日ベトナム大使館は12日、在ベトナム日本国大使館と日本外務省とで会合し、地震と津波により被害を受けた在日ベトナム人を支援するよう要請した。これに対して、日本側は日本人被害者と同様に在日ベトナム人を含む外国人被害者を支援することを明言した。

 また、13日付ベトナムプラスによると、ベトナム政府は東北関東太平洋沖地震の遺族と被害者に対して20万ドル(約1642万円)の義援金を贈ることを決定したと報じている。


カンボジアウオッチ

カンボジアが日本へ災害援助金10万ドル


11日発生した東日本大震災の被害者に対し、カンボジアのフン=セン首相は「非常にささやかではありますが、災害援助金10万ドルを拠出したい」と12日表明した。

首相は菅直人首相宛書簡を発し、この中で「数百名の命が失われ、多くの負傷者を出し、甚大な被害があったとの報に接し、非常な悲しみを感じています」と述べた。

カンボジアのハオ=ナムホン外相も松本剛明外相宛書簡を発し弔意を表した。



タイニュースクリップ

「友情に応えるとき」 タイ、日本に異例の多額支援

タイ政府は14日の閣議で、東日本大震災で大きな被害を受けた日本への支援予算として、総額2億バーツ(約5・4億円)を承認した。タイの外国に対する災害援助としては異例の額で、タイ政府は「日本は過去50年にわたりタイの開発を支援した。今回は日本がこれまでタイに示してくれた友情と連帯に応える機会である」としている。

 タイ政府は被災地へジャスミン米1万トン、もち米5000トンといった食料のほか、衣類、毛布などを送る。日本側の要望があれば救援隊も派遣する。また、総勢34人の医療チームを送り、成田市のタイ仏教寺院で、日本在住のタイ人の治療、健康診断を行う。


王族、市民、企業 東日本大震災でタイに支援のうねり

日本の外務省によると、17日、東日本大震災の被災者にタイのワチラロンコン皇太子が寄贈した毛布2万枚がタイ航空機で成田空港に到着した。高橋副外相は同日、タイのチャワノン外相補佐官と会談し、「今回の2万枚の毛布支援に心から感謝している。困った時の友は真の友人」と、タイ側に謝意を伝えた。


 タイ政府は14日の閣議で2億バーツ(約5・4億円)の日本支援予算を決めており、18日にもタイ空軍の大型輸送機で救援物資を日本に運ぶ。輸送機は帰路、帰国を希望するタイ人を連れ帰る予定。

 タイ国内では被災者への義援金募集が広がりを見せている。芸能人のチャリティーイベントやテレビ番組での呼びかけに応じ、タイ王室系企業のサイアム・セメントが1000万円を寄付するなど、企業、地方行政体、個人から多くの寄付が寄せられている。



タイの「009」国際電話、日本への通話、23日まで無料

タイ国営通信会社CATテレコムは同社が提供する「009」から始まる国際電話サービスの日本への通話料金を17―23日の間、無料にする。


タビクリブログ

東日本大震災 アユタヤ日本人町跡でゾウが慰霊

タイ中部アユタヤ県で16日、アユタヤ県知事一行とアユタヤ・ゾウ園のゾウ4頭が県内の日本人町跡を訪れ、東日本大震災の犠牲者の慰霊祭を行った。一行はその後、ゾウと一緒に被災者支援の募金を行った。







 個人的にはスマトラ沖地震の時にプーケットやカオラックで救援隊と混じり像が活躍していたので、タイ政府にはお金の支援より象を何頭か救援隊として被災地に送ってもらいたい気持ちなのですが、食料や毛布を空軍機で運んだいるので象も運べないことはないと思うのです、象は人や機械が入っていけない所も行けるし、仕事が終われば住民との交流もできるし、一石二鳥三鳥と思うのですが、そういう訳にも行かないものなのでしょうかね。

2011年3月16日水曜日

東北地方太平洋沖地震に関する天皇陛下のおことば

東北地方太平洋沖地震に関する天皇陛下のおことば(ビデオ)(平成23年3月16日)



この度の東北地方太平洋沖地震は,マグニチュード9.0という例を見ない規模の巨大地震であり,被災地の悲惨な状況に深く心を痛めています。地震や津波による死者の数は日を追って増加し,犠牲者が何人になるのかも分かりません。一人でも多くの人の無事が確認されることを願っています。また,現在,原子力発電所の状況が予断を許さぬものであることを深く案じ,関係者の尽力により事態の更なる悪化が回避されることを切に願っています。

現在,国を挙げての救援活動が進められていますが,厳しい寒さの中で,多くの人々が,食糧,飲料水,燃料などの不足により,極めて苦しい避難生活を余儀なくされています。その速やかな救済のために全力を挙げることにより,被災者の状況が少しでも好転し,人々の復興への希望につながっていくことを心から願わずにはいられません。そして,何にも増して,この大災害を生き抜き,被災者としての自らを励ましつつ,これからの日々を生きようとしている人々の雄々しさに深く胸を打たれています。

自衛隊,警察,消防,海上保安庁を始めとする国や地方自治体の人々,諸外国から救援のために来日した人々,国内の様々な救援組織に属する人々が,余震の続く危険な状況の中で,日夜救援活動を進めている努力に感謝し,その労を深くねぎらいたく思います。

今回,世界各国の元首から相次いでお見舞いの電報が届き,その多くに各国国民の気持ちが被災者と共にあるとの言葉が添えられていました。これを被災地の人々にお伝えします。

海外においては,この深い悲しみの中で,日本人が,取り乱すことなく助け合い,秩序ある対応を示していることに触れた論調も多いと聞いています。これからも皆が相携え,いたわり合って,この不幸な時期を乗り越えることを衷心より願っています。

被災者のこれからの苦難の日々を,私たち皆が,様々な形で少しでも多く分かち合っていくことが大切であろうと思います。被災した人々が決して希望を捨てることなく,身体からだを大切に明日からの日々を生き抜いてくれるよう,また,国民一人びとりが,被災した各地域の上にこれからも長く心を寄せ,被災者と共にそれぞれの地域の復興の道のりを見守り続けていくことを心より願っています。



平成23年東北地方太平洋沖地震に関する天皇皇后両陛下のお気持ちなど

1 計画停電に対する宮内庁の対応

千代田区については計画停電は実施されない旨発表されているが,停電が実施されなくとも,従来同様の電力使用を続けるべきではなく,停電に伴うさまざまな困難を,停電が実施されている地域の人々と共に分かち合いたいという両陛下のお気持ちに沿って,以下の措置を取ることとした。

(1)当分の間,宮殿を閉鎖し,国事行為及び国事関連行為である信任状捧呈及び認証式の際に限って宮殿を開けて儀式を執り行うこととし,記帳については,宮内庁庁舎で行うこととする。

(2)御所においては,両陛下のお気持ちを体して,従来から節電の励行に全力を挙げてきたところであるが,今般の計画停電の開始に際し,しかるべき地域の停電の時間帯に合わせて,御所においても電力使用を停止する。

(3)宮内庁庁舎においても,上記(2)を踏まえて徹底した節電措置を至急検討する。

2 両陛下の被災地ご訪問についての考え方

これまでも,大災害に際しては,両陛下は被災した人々を慰め,また救援活動に従事している人々を労うなど,いわば人々の心の支えになればと,災害発生後ある程度の時間が経過してから,被災地に赴かれておられるので,今次大災害についても,いつでも現地を訪ねるとのお気持ちであるが,現在の被災地の状況は,まずは救助活動に全力を挙げるべきであるとのご認識であり,両陛下の現地ご訪問の時期などについては,内閣や県知事など関係者の判断を待って,考えることとしたい。

3 両陛下のご様子,これからのご日程などについて

ご様子については,発生直後より災害のニュースをご覧になり続けておられ,いくつかの地域で安否確認ができない方が一万名を超えると伝えられていること,あるいは原発が案じられる状況にあることなど,報じられる被害状況がますます増大し悪化していることに深く心を痛めておられると承っている。
また,諸外国からの救援チームの派遣など,多くの国々から今般の大災害に同情とお見舞いの気持ちが寄せられていることについて,心から感謝しておられると承っている。

ご日程については,これまでも,こうした大災害に際しては,被災県の知事を始め関係者から被災地の状況などの報告をお聞きになっておられるが,今次大災害に際しても,大災害への対応に忙殺されているさまざまな関係者に更なる負担をかける結果にならないよう十分に意を用いつつ,適切なタイミングを選んで,逐次,関係者の報告をお聞きになる機会を設けるお気持ちである。また,既に予定されているさまざまなご日程の内,先延ばしにしても支障がないものについては延期をすることとし,目下ご日程の見直しを進めている。両陛下の行幸啓については,現下の大災害に関連する諸々の対応に忙殺されている警備当局に更なる負担をかける結果にならないように配慮するという観点から考えて参りたい。この関連で,例年この時期には,両陛下は武蔵野陵,武蔵野東陵にご参拝されておられるが,計画停電に伴い,現地では信号機の滅灯などが予定されており,ご参拝された場合には,相当の交通渋滞を招く可能性があるので,これを取り止めることとした。また,今月末に御料牧場へ行幸啓なさることが検討されていたが,これについても取り止めということになった。
更に,四月末に予定していた園遊会も取り止めることとした。

2011年3月12日土曜日

本邦地震関係

【大使館からのお知らせ】


東北地方太平洋沖地震(安否確認サイト)のお知らせ
(3月11日現在)

1.本日14時46分(日本時間)に東北地方を中心に北海道から関東地方にか
けて広範囲に地震が発生しました。この地震では地震動、津波等により甚大な被
害が発生している模様です。

2.今般の東北地方太平洋沖地震に関し、下記のサイトにおいて、本邦にいる家
族等に関する安否照会が行えますので、ご案内致します。

                  記

官邸 平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震への対応
http://www.kantei.go.jp/jp/kikikanri/jisin/20110311miyagi/index.html

NTTドコモのiモード災害用伝言板サービス
http://dengon.docomo.ne.jp/top.cgi

KDDIの災害用伝言板サービス
http://dengon.ezweb.ne.jp/

ソフトバンクモバイルの災害伝言板
http://dengon.softbank.ne.jp/

NTT東日本
http://www.ntt-east.co.jp/saigai/index.html

ウィルコムの災害用伝言板
http://www.willcom-inc.com/ja/dengon/index.html

イー・モバイルの災害用伝言板
http://dengon.emnet.ne.jp/

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
 電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
 FAX :(66-2)207-8511





http://www.google.co.jp/intl/ja/crisisresponse/japanquake2011.html


Person Finder (消息情報): 2011 日本地震

http://japan.person-finder.appspot.com/?small=yes



緊急用ダイヤルで伝言を残す 171+1+電話番号
緊急用ダイヤルで伝言を再生 171+2+電話番号

2011年3月1日火曜日

大佐の小鳥たち

カダフィ大佐に忠実な部隊が国境付近に集結、米軍は艦船移動

 【トリポリ1日ロイター】 地元住人によると、リビアの最高指導者カダフィ大佐に忠実な部隊が1日、チュニジアとの国境付近の町ナルートに集結している。一方、米国はリビア周辺に艦船や空軍を移動させていることを明らかにした。
 ナルートはチュニジアとの国境から約60キロの地点にあるリビア西部の町。住人は、反体制派からナルートを奪還しようとカダフィ大佐支持派が攻撃の準備をしているのではないかと懸念している。

 米国をはじめとする各国政府は28日、緊迫化するリビア情勢に対応するための軍事的選択肢を協議した。

 ライス米国連大使は、カダフィ大佐について「現実から切り離されており、自国民を虐殺している」と非難。指導者にふさわしくないと指摘した。

 同大使は、米国が軍事的選択肢について北大西洋条約機構(NATO)加盟国と他の同盟国と協議していることを明らかにした。米国はまた、同国にある約300億ドルのリビア資産を凍結し、カダフィ大佐とその一族がアクセスできないよう阻止したことも明らかにしている。 

 キャメロン英首相は、カダフィ大佐の退陣を要求し、退陣圧力をかけるために全ての措置を講じる考えを示した。

 首相は「われわれは、軍事資産を活用する可能性を排除しない。飛行禁止空域を設ける計画について友好国と協力するよう、国防相と防衛スタッフ責任者(CDS)に求めた」と述べた。

 また、オーストラリアのラッド外相は、リビア上空での飛行禁止区域設定を承認するよう国連に求める考えを示した。 

 かつてリビアの宗主国であったイタリアのフラッティーニ外相は、ロイターに対して、飛行禁止区域設定は効果的な措置であるが、まず国連安全保障理事会での承認が必要、との考えを示した。また、他国がイタリアの基地を使用することを許可することを検討していることも明らかにした。

 クリントン米国務長官は、ジュネーブで開催されている国連人権理事会での演説で、カダフィ大佐に即時退陣を迫った。 

 一方、カダフィ大佐は米ABCと英BBCの共同インタビューで「全ての国民は私を愛している。彼らは私のために死ぬだろう」と述べた。

Battle at Kruger 



コラム:リビア革命と欧米の偽善

 al-Quds al-Arabi紙


【アブドゥルバーリー・アトワーン】

チュニジア革命のデモ参加者たちは旧政権幹部全員の辞任を要請しており、ムハンマド・アル=ガンヌーシー首相はそれに応じた。そのことは、イスラエルの親友たる元英首相トニー・ブレア言うところの「統制された変革」の概念が少なくともチュニジアには浸透し、エジプトでも浸透しつつあるということを示す。ムバーラク大統領の前で宣誓したアフマド・シャフィーク内閣も、チュニジア政府と同じ運命をたどることが見込まれる。

合衆国が主導する欧米勢力は、表層的な変革しか望んでいない。体制や政策が変わる必要はないのだ。それは、彼らの目的が、間断なく安価な石油を入手すること、ならびにイスラエルを核武装した大国として残すことであるからだ。

日産160万バレルのリビアの石油輸出が半減し価格が1バレル110ドルを超えるまで、欧米各国は、リビア国民の革命に真の同情を示さなかった。ヒラリー・クリントンは、バハレーン国民の蜂起にはしかるべく同情を示さず、バグダード、アンバール、モースル他のイラク各地で続いている国民蜂起、あるいはスライマニーヤでジャラール・タラバーニーの政府と彼の政党の汚職に反対する人々について、ひと言もない。クリントン氏がイラク、バハレーンでの蜂起に同情的でないのは、まず第一に石油に起因する。欧米はイラクからの石油供給が途切れることに耐えられない。そして、それより割合は少ないがバハレーンからの供給も、リビア石油をめぐる情勢が不透明な現在、途切れさせるわけにはいかない。リビア情勢によって石油価格は1バレル200ドル300ドルを超えるかもしれない。もしそうなったら、欧米経済を現在の低迷状態から脱出させるべく兆単位を費やして行われている努力が水泡に帰す事態である。

そして、以下のことが指摘される。米政権がチュニジア、リビア、エジプトでのアラブ諸国民革命に偽の同情を示した時、それは、パレスチナ政府の要請によりアラブ連盟が国連安保理に提出した、占領地におけるイスラエルの入植非難決議に拒否権を行使した時であった。スーザン・ライス米国連大使が評したように入植は域内の和平プロセスを乱すものであり、非合法なのだが。

同様に、イエメン国民の蜂起に対しても欧米の冷やかさは顕著である。この「冷たさ」の理由は石油ではなく、アル=カーイダである。米政権は、カーイダに対抗し、合衆国がはじめた「対テロ戦争」に協力的なイエメン政府に多大に依拠している。

欧米世界は、リビア政権が汚職まみれであり、人権侵害について悪しき記録を保持し、自由と尊厳ある生活を送る権利を奪って国民を迫害していたことをよく承知していた。しかし、ほんの2年前イタリアのラクイラで行われたG8サミットでは、賓客として赤いじゅうたんをひいてカダフィ大佐を歓迎することを全くためらわなかった。大佐は、米英、イタリア、フランス、日本、ドイツ、中国、ロシアの首脳と肩を並べ、ブレアと仲良しになり、ライス国務長官はトリポリの彼のテントを訪問した。ベルルスコーニー首相もサルコジ大統領も同様のことをやっており、お仲間は大勢いる。

リビアの大佐を二年ばかりで犯罪的テロリストから親友へ変えた魔法の言葉が石油であった。それにくわえ、2千億ドルを超えるリビアの資産と商取引、その元首が自分の破たんした理論の実験場にした国、つまりインフラも上部構造も何もない国の再建という巨大なビジネスチャンス。

カダフィ大佐は、核プログラムと生物化学兵器を放棄し、水面下であるいは表立ったチャンネルを通じてイスラエルと対話し、専門分野でムスリム諸国に技術支援を行っていたパキスタンの核科学者アブドゥルカーディル・ハーンの活動を暴露した。そのとたん我々は、欧米の各都市に大佐のテントが設営されるのを見ることになる。牝ラクダ(カダフィは新鮮な牝ラクダの乳を好んでいた)、美貌の革命防衛隊、魅力的な欧米女性へのイスラーム解説講座などのアクセサリーも一緒に。

民主主義、人権、自由は、欧米首脳陣にとって重要なアジェンダである。しかしそれらは、利益によって、石油価格によって、前進したり後退したりするのだ。キャメロン英首相が、自国軍需産業振興のため代表団を率いてアブダビの軍需見本市IDEX[第10回国債防衛展示会・会議、2011年2月20日から開催]へ赴き腐敗したアラブ諸国の独裁政府と数十億ドルの取引を行ったのには驚かされた。

腹立たしいのは、少なくとも私の憤りを招いたのは、キャメロン氏が民主主義とそれを求める国民の革命を支持しながら、この革命により放逐されるべき政権首脳らと交渉し、彼らの抑圧的軍事力増強に貢献したことである。

我々がリビア、チュニジア、エジプト、イラク、イエメン、バハレーンで見ている輝かしい国民革命は、腐敗した独裁政権の排斥だけではなく、欧米との関係の根本的見直し、少なくともこの30年間続けられた従属的政策を終わらせることを目標としている。

ところでリビア政権は、欧米に対する立場を180度転換させ、欧米の政策の従順な召使となり、ネオコンと組んでイラクとアフガニスタンという二つのムスリム国を破壊したトニー・ブレアの親友になった。その政権が現在、欧米の帝国主義的介入、つまりNATOが監視する飛行禁止区域の設定のようなことを警戒している。

しかし、このような国際的介入が発生するには、革命勃発以来、非武装のリビア人に対して行われてきた虐殺、自国民に対抗するための傭兵招集、あらゆる政治経済改革の拒絶、国を腐敗した腹心のための領土と化すこと等々を経なければならなかったのだ。

もし国民蜂起がサウジアラビアへ至ったら、欧米の不安は頂点に達するであろう。そこには世界の石油資源の40%が存在する。日に900万バレルのサウジの輸出が減少したら、我々は、欧米首脳がかぶる偽の民主主義マスクが音を立てて崩れ落ちるのを目の当たりにするだろう。

サウジ国王は、国民革命が自国へ至るのを防止するため300億ドルを拠出し、奨学金、ローン免除、住宅保障、教育、保健分野での改革、雇用創出等々を約束した。しかし国民が求めているのは立憲君主制ならびに政治改革であり、それらが彼らの正当な要請の正に主眼なのだ。


原文をPDFファイルで見る

(翻訳者:十倉桐子)




コラム:大佐の小鳥たち

2011年02月28日付 al-Quds al-Arabi紙


【イリヤース・ホーリー】

狂気と廃墟のただなかで、自分の政権の死を目の当たりにしているリビアの大佐は、最早道化でしかない。血とアフリカの民族衣装の鳥の羽根と米ドルにまみれたピエロが、息子たちに囲まれながら孤独の中にいる。時代が彼に反逆し、待つのはただ転落のみということを信じられずに。

『緑の書』政権の時間を要する血みどろの死は、アラブ世界を席巻する国民革命の中で訪れた。国民革命は、抑圧、搾取、恐怖の元に成り立っていた世襲共和国や軍のクーデターによる政権と決別し、新たな政治的正当性を求めている。この現状は、クーデター時代に様々な形で起きた文化的背信というものへの根本的批判を呼び覚ます。

座を追われたエジプトの独裁者の最後の政府で、文化相にガーベル・ウスフールが据えられた衝撃は、彼に対する批判の嵐の後ウスフールが「健康上の理由」で辞任を表明して終わった。ウスフールは彼に向けられた批判に対抗し得なかった。彼の「啓蒙的」武器庫が空になったからではなく、通りに血が流れたからだ。1月25日の革命家たちが、独裁者の誓約や彼の弱々しい素振りにごまかされなかったからだ。

エジプトの文化シーンは、独裁者と歩調を合わせることにより原理主義者たちの攻撃から守られるという盲目的考えに毒されてきた。スーザン・ムバーラクの宮殿でファールーク・ホスニーが操縦する抑圧機構に同調する政権の小鳥たちの言い訳は、そのようであった。しかし、リビア人大佐の狂気が終わりを迎える時、明るみにされるのは、過去のあらゆる文化的背信に対する恥辱以上のものである。

読者は、スペインの大作家フアン・ゴィティソロが拒否したカダフィ世界文学賞の話を憶えておられよう。エジプトの評論家サラーフ・ファドルは、傲岸さの目立つ貧弱な議論で、ゴィティソロは賞を拒否したのではなく授与されなかったのだ、スペイン人作家の勘違いだなどと主張した。イブラーヒーム・アル=クーニーが、結局ガーベル・ウスフールに与えられたその賞の選考委員だったのには驚かされる。ウスフールはもちろん受賞に同意した。文化人男女の一団を引き連れトリポリへ行き、20万ドルをもらった。ゴィティソロに拒否された賞を救うために。一方、スペインの作家はアラブの友人であり、血ぬられた独裁者が与える賞で彼の名誉を汚したくなかったのだ。

このカダフィ賞の話で、エジプト人作家スヌアッラー・イブラーヒームが、エジプト文化省主催の小説会議が授与するアラブ小説賞を拒否した時に叩かれたことを思い出した。当時スヌアッラーは、アラブ小説の名誉を救済したのだが、権力文化の小鳥たちは狂気にとりつかれており、次には何とこの賞をアッタイイブ・アッサーリフ[1929-2009、スーダン出身]に授与した。『北へ還りゆく時』の著者に余計な名声を与えて抹殺するような真似をしてくれた。

しかし、カダフィと文化やジャーナリズムの小鳥たちの話は長々しく、悲嘆と怒りしか呼び起こさない。愚かな大佐は、自らをナセルの後継者と宣言するだけでは飽き足らず、哲学者で文化人だと主張し、『村々、大地、鼻高々なものの自死』なるタイトルの短編集を著した。それについては、雇われ評論家がおびただしい数のコラムを書いただけで終わった。そこで文学は諦めることにして哲学、思想分野に乗り込み、『卑しき者たちの国、万歳』を出版した。ベイルートとキプロスの新聞出版に出資し、ベイルートにアラブ発展研究所をつくった。リビア国民から奪った金が文化人男女のうえに降り注いだのだ。愚かなまでの単純さが際立つ小著も書き、それに毛沢東の赤い本からインスピレーションを得て『緑の書』と名付けた。この本と共に、リビアへ向かう文化人の巡礼が始まった。アラブ人だけではなく欧米人も含まれていた。例えばイスラームに改宗したロジェ・ガルーディ[Roger Garaudy。フランス人哲学者]。そして彼は多額の金を受け取ったという。

大佐の思想と哲学を議論するための『緑の書』会議は、大学教授や高学歴者を満載したチャーター便を呼び寄せた。思想の矮小化の例であった。『緑の書』の時代には多数の文化人がそれを愉快な祭礼だと考えていた。大佐からちょっとした金銭をかすめとるためにお祭りに加わるのだ。「盗人から盗むのは、父の財産を受け継ぐような[正当な]もの」の諺を言い訳にして。美女の一群に守られたテント住まいの大佐は道化じみていると思いながら、ほとんどの人が、事はちょっとした冗談にすぎないのだからと進んでゲームに参加した。ある者は奨学金をもらい、ある者はご祝儀を得て、皆リビアの殺戮者の平安を讃えたのだ。

しかし、これらの文化人は、実は自分たちが大佐の道化師と化していたのだ。ここで、冗談は深刻なものになる。大佐はあらゆる価値観や原則というものを侮蔑して見せた。スーダンの詩人ムハンマド・アル=フィトゥーリーがリビアルーツの部族に属していると明かしたら、どうなったか、私たちは憶えている。何と彼は、ベイルートで大ジャマーヒリーヤ国の大使になっていた。

この文化的道化芝居に血なまぐさい一幕が続く。ムーサー・アッサドル[1929-。イラン生まれレバノン・シーア派指導者。1979年失踪]がリビアで消息をたったのを序幕とすると、アウズ事件はクライマックスである。チャド国境に近いその地域で、大佐はレバノン左派勢力とパレスチナ組織幹部を説得し、双方の傭兵をリビア・チャド国境での戦闘に加わらせた。この事件のはっきりした結末は知られていないが、向こう見ずな博徒どもに率いられた左派勢力は、戦闘と金の虜となり自滅したらしい。

それから、リビア反体制派に対する数々の暗殺を忘れてはならない。カダフィが示唆し、金を出し、犯人をかくまうことにより加担していた犯罪である。リビアの文化モデルは、1982年のイスラエル侵攻によりベイルートでは終結したが、その競争相手はイラクのバアス党文化モデルであり、こちらもまた文化にとっては多大な試練であった。しかしリビアは、ベイルート陥落後、文化とジャーナリズムに更なる試練の扉を開いた。オイルダラー新聞が文化をつくり、石油富豪の大モスクが文化メディアの拠点となり、それらは自由を知らず成長する。独裁主義と表裏一体の原理主義が我々の生活を圧倒するのである。

アラブ独裁主義の壊滅と共に、文化の新たな段階が始まる。そこには独裁者の小鳥たちや抑圧機構文化のための場所はない。エドワード・サイードが開始し、ナスル・ハーミド・アブー・ザイド[1943-2010、イスラム学者]がそれに殉じ、アブドッラフマーン・ムニーフ[1933-2004、サウジ・イラク系作家]が書いたことに従う文化だ。取引や駆け引きをしない文化、それは自由という風土の中で形作られる。

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(翻訳者:十倉桐子)