2010年10月14日木曜日

福岡県バンコク事務所開設


 福岡県バンコク事務所の開所式が12日、麻生渡知事、スクムパン・バンコク都知事、小島誠二駐タイ日本大使らを迎えて行われた。バンコクに単独で事務所を設置する日本の地方自治体は初めて。東南アジア諸国連合(ASEAN)とインドを管轄する拠点として、アジア中小企業交流事業や姉妹都市交流事業に力を入れていく。

 福岡県バンコク事務所は、在タイ日本大使館もあるウィタユ(ワイヤレス)通りの「シントン・ビルディング・タワー2」9階に設置した。

 福岡県は2006年にバンコクと姉妹都市提携を締結しており、ベトナム・ハノイ、インド・デリーとも友好関係を結んでいる。今年初めには、研究開発、中小企業交流、企業誘致、ベンチャー育成、人材育成、環境などを重点項目とした『福岡アジア新時代創造特区』構想を発表し、アジアとの関係強化に一層力を入れる方針だ。

 麻生知事はNNAに対し、「今後伸びていくASEANの中心として、バンコクを拠点に選んだ。ここからASEAN、インドなど広域的に活動を展開していく」と豊富を語った。

 今年8月から福岡県とタイの中小企業の間で始まった交流事業「アジア中小企業大学校」は、今月2、3日に岐阜市で開かれた「2010年アジア太平洋経済協力会議(APEC)中小企業相会合」で中小企業提携のモデルとして選ばれ、今後も継続的に行われる予定だ。

 8月末に、タイ中小企業の経営者20人が福岡県を訪れ、地元企業5社を訪問し、活発な意見交換を通して日本の経営方針などを学んだ。第2回目は11月下旬を予定している。両国企業の信頼関係を構築し、将来の海外事業展開の基盤づくりにつなげる狙いだ。

 バンコク事務所の諸富博所長によると、主要業務としては◇アジア中小企業交流◇姉妹都市交流◇福岡県産農産物の輸出促進◇観光PR◇環境人材育成――などがある。同事務所は広くASEAN、インドを管轄するが、当初はタイとの関係強化に力を入れる。

 福岡県産農産物としては現在、イチゴの「あまおう」がタイに出荷され日系デパートなどで販売されているが、今後は食品・加工品の取扱品を広げる。また環境人材育成については、タイ天然資源・環境省やバンコク都庁(BMA)の関係者らを福岡県に招致し、環境行政の研修を行う事業を数年前から始めており、今後も継続していく方針だ。

 ■ベンチャー企業、タイに注目

 バンコク事務所の開所式に合わせ、福岡県企業50社がバンコクを訪問し、「福岡・タイビジネス交流会」が開かれた。この中には「福岡ベンチャーマーケット(FMV)協会」に加盟するベンチャー企業が数社あり、活発な企業プレゼンテーションを行った。

 エコバイオ・ブロック(EBB)の製造販売を行うコヨウ(福岡県みやま市)はすでに、マレーシア、インド、中国、カナダなど海外での販売実績がある。古賀雅之代表取締役によると、今回はタイの販売代理店を探す目的で参加した。7社ほどから商談の申し入れがあり、手ごたえを感じているという。

 EBBはセメントペーストの中に納豆菌群を封入したもので、池や河川に設置することで汚泥が減り水質改善に役立つ。工場の排水処理施設での使用も可能で、タイでも排水処理関係者らから問い合わせがあった。

 昨年の売上高は1億7,000万円で、今年は倍の3億5,000万円を目指す。このうち海外の売上比率は4割を見込む。今後もインド、中国で継続的に受注があると見込んでおり、タイでの商機獲得にも期待がかかる。

 ナノ・スケール(神奈川県川崎市)は、7ミクロン以下という細かな霧を噴射する装置を製造する、創業2年の新しい企業。福岡市にある西日本事業部の和田創企取締役によると、今回はタイの市場動向調査、販売代理店を探す目的で参加した。

 今年6月に販売開始したばかりの消臭剤噴霧器「deoドライミストX」は日本のホテルを中心に納入しており、来週には米国に初出荷する予定。また従来から販売している加湿・薬剤噴霧器の「ecoドライミスト」は日本の病院などに納入しており、来月からは月50台の販売を見込む。

 ドライミストはJAXA(宇宙航空研究開発機構)開発の噴射ノズルを使用したシンプルな装置で、さまざまな用途への応用が可能なため、タイを含む東南アジアでどのようなニーズがあるか、アイデアを考えていきたいという。今年は1億円の売上高を見込む。

 情報通信(IT)システム開発のPicoCELA(福岡市)は、同社製品の無線アクセスポイント「PCWL―0100」のタイ国内の販売代理店募集と、自社が開発した次世代機の製造パートナー募集の2つの目的で参加した。井上聡志代表取締役によると、いずれの募集についても商談の申し入れがあり、大きな収穫があったという。次世代機は日本での販売向け。タイ企業に見積もりを依頼し、発注も検討していきたいという。

 日本のように光回線が普及していないインドネシアやタイなどの新興国では有線、無線LANの効率的なネットワーク構築が求められており、同社製品に対する海外での需要は大きいとみる。昨年の売上高は5,700万円、今年は1.5~2倍を見込む。将来的には海外の売上比率を50%以上に引き上げたい考えだ。



井戸乱掘でアンコール崩壊懸念、JICAが対策提言へ


カンボジアの脆い土質の上に組み上げられたアンコール寺院群が、周辺地域の無秩序な井戸の掘りすぎによる地盤沈下で崩壊するおそれがあることがわかった。英「ザ ガーディアン」紙が先月27日付で報じた。

カンボジアの諸遺跡の石組み構造は、地下水に支えられた砂と水の混合土壌の上に組み上げられた脆い造り。ほんの数センチメートル地盤が沈下すればそのあやういバランスが崩れてしまうおそれが大きいという。

国際連合教育科学文化機関(UNESCO)プノンペン事務所のフィリップ=ドゥランゲ文化局計画専門家は「アンコール寺院群は、砂と水の混合土壌の上で安定を保っている。水を汲み上げすぎれば安定性に問題を引き起こすおそれがある」と話す。

アンコール遺跡群を管理するアプサラ オーソリティのパウ=ホーン水管理局副局長は、地下水汲み上げは野放しで規制を逃れているとして、「水を汲み上げている者たちに、我々がその量をたずねても、彼らは答えようとしない。水を汲み上げすぎれば地下水が涸れ、寺院の地盤に問題が生じて寺院が崩壊するおそれがある」と述べた。

「クメール寺院は一つの塊ではない。下部にズレが生じれば、それがたとえ数センチメートルであっても、問題を引き起こすおそれがある」と同副局長。

皮肉なことは、アンコール寺院群の人気が高まるに伴い、プールやバスルームをそなえたホテルがシエムリアプに多く建設された結果、それが過剰揚水に拍車をかけていることだ。またよりによって、水が少ない乾季に観光客が集中することも問題に輪をかけている。

日本の国際協力機構(JICA)ではカンボジア政府の依頼を受け、シエムリアプ地域に水を供給する別の方法を提言するべく研究を進めている。報告書は現在ドラフト段階にあり、年末には完成予定だという。地下水汲み上げの規制や、20キロメートル強離れたサープ湖などからの取水といった提言が盛り込まれるとみられている。

シエムリアプ水道機構のサオム=クンティア理事長は、シエムリアプ全域ですでに井戸1,000基とポンプ6,000台が一日5000万リットルの地下水を汲み上げていると推定している。また、各地にちらばる零細な製氷業が汲み上げる地下水は一日100万リットルを超えるとみている。

「今すぐ行動を起こして、未来を考えなければならない。このまま地下水汲み上げを許しつづければ、懸念は現実になるだろう」と同理事長は語った。


ラオスのダム計画、下流に壊滅的打撃か

ラオスが先月22日にメコン川委員会に建設計画を提出したサイニャブリ県の1,260メガワット水力ダムについて、世界自然保護基金(WWF)の大メコンにおける持続可能なインフラストラクチャに関するシニアアドバイザーを務めるマルク=ゴアショ氏は、下流に壊滅的打撃を与えるおそれがあると警告した。メコン川下流に位置するカンボジアの漁業・生物多様性・生計に深刻な悪影響を起こすおそれがあるという。

「サイニャブリを含む、提案されている11のメコン川下流本流ダムのいずれか一つでも建設されれば、カンボジアは最も甚大な打撃を受ける国の一つになるだろう。これらの打撃は壊滅的である可能性があり、また河岸の浸食を引き起こして沿岸数百万人のカンボジア人家屋に影響を与えるおそれもある」と同氏は述べた。

カンボジアウォッチニュースから

ゴールデントライアングルを開発

ジャングルの中にこんなモノが幾つも出来ていると言う

 中国の投資家によりボケオ県における20億ドルのゴールデントライアングル経済特区開発契約が締結され、2009年9月9日に記念式典が開催された。
これは中国のドークンギウカム社による開発で22.4億ドルの投資で、3000haの土地を50年に駆けて開発するもの。
第一フェーズとしては8600万ドルで827haの土地を開発し、ホテル、カジノを運営し、その他にも300社の入居を募集するとしている。

既にここは営業を始めておりどんでもない田舎で、とんでも無い事になっております、カンボジアの開発もラオスのダムも殆どシナが噛んでおります、金がない国は何を言っても無駄ということなのでしょうか?


ベトナムニュース


独身中年男性向けサービス「恋人レンタル」

 ホーチミン市では仕事で疲れた中年男性と、週末限定でデートのお相手をする新サービス「恋人レンタル」が登場している。都会に住む男性が寂しさを和らげるために、若い女性を1日だけの恋人として雇うというもの。 

 縫製工場で働くホンさんは、週末になるとこのアルバイトをする日々。男性と会って一緒にカフェに行き話相手になる。料理を作ることもあるが、セックスはしない。半日または1日で、報酬は30万~50万ドン(約1600~2600円)。彼女は「この仕事で得たお金で、家族に送金できるようになった。工場での仕事は大変だけど、週末はデートの仕事ができると思うとうれしい」と語る。

 ホンさんによると、同市に住む成功した中年男性は独身生活を好み、週末や特別な機会にのみ同伴者を求めているという。あるITエンジニア(42歳)は「仕事のストレスがきつい。自由でいたいから家族は持ちたくないが、ナイトクラブや歓楽街では見かけないタイプの美人女性と時々デートがしたくなる」と語る。

 何人かの男性とデートした履物工場に勤めるハーさんも、「男性らは本気で慰めを必要としている。家族や友人には言えないような悩みを語ってくる」と述べた。またこのような仕事柄、簡単に売春婦になり下がってしまう可能性もあるが、ハーさんは「あくまでも恋人の役目が仕事」と強調、デート開始に際して相手の男性にきちんと確認するという。


これはただの売春ではないのか?

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