2011年4月28日木曜日

載せずにはいられなかった

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 西村真悟のコラム 西村真悟のコラム 西村真悟のコラム
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西村真悟のコラムより
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やはり、書いておくべきだろう
原子力発電のことである。 今、福島第一原子力発電所の周辺では、数千頭の牛馬豚が殺処分されている。 政府は酪農農家に家畜とともに退避することを許さず、牛や馬は、一ヶ月以上放置されて食料を与えられず、餓死したり、自分で食料を調達するようになっている(これを野生化と言って政府とマスコミは危険視している)。これを殺すという。自活している牛馬は立派ではないか。
かつて南極観測の越冬隊が、確か昭和三十三年か四年に、どうしても樺太犬を連れて帰ることができず、南極大陸の昭和基地に放置したことがあった。
そして、一年近く経って再び南極観測隊が昭和基地に行くと、タロとジロという樺太犬は、頑張って生きていた。彼らは、観測隊のヘリの音が分かって、喜んで雪原を飛び跳ねて人間がきてくれたことを喜んでいた。日本中が感動した。タロとジロという模型飛行機が売られていたのを想い出す。
福島原発周辺で自活している馬・牛・犬・猫・カナリヤ・文鳥は、立派ではないか。何故、この度は樺太犬の太郎と次郎のように「生きていてよかった、これからは生かしてやろう」とならないのか。
平素は、土管に犬が詰まったり、煙突の上に猫が乗って降りられなくなったりしたとき、消防隊が出動してその猫犬を助ける場面がニュースになったりする。どうして、この度は、そうならず、殺すのか。生物を、人間と同じほ乳類を、みだりに殺すな。何故殺すのか。菅、枝野、答えろ。


▼反原発の背後に国家解体をねらうサヨクが

以上のことを思いながら、これから本論に入る。
福島第一原子力発電所。この危険度レベル7は虚偽発表で、実は安全ではないのか。これが、第一の問題提起だ。
その上で注意喚起したいのは、次の彼らの素性である。菅、仙石、枝野、そして、彼らを支える社会党から民主党に移った党事務局員の連中と総評系労働組合。これらは、もともと反原発闘争をしていた連中だ。特に、菅と仙石は、反政府的運動家、活動家としての経歴をもっている。
さらに彼らは、世界組織であるインターナショナル運動即ちコミンテルンに繋がり、その思想のもとで青春時代に学園闘争をやりまくった経験を持つ。つまり、彼らは、世界的な西側における「反原発運動」と、西側の核だけを阻止する為の「反核平和運動」に繋がる連中である。
そこで欧米に発する世界的な反捕鯨運動の進め方、特にシーシェパードなどの手段を選ばぬ反対運動戦略を思い浮かべた上で、仮に、反原発を世界的に展開しようとする戦略家ならマグニチュード9・0の巨大地震に遭遇した福島第一原子力発電所事故を如何に利用するか、このことに思いを巡らせて欲しい。
私が、反原発運動家で、シーシェパード的発想をすれば、福島原発の危険度を煽り、その周辺住民を極度の不安に陥れて共同体を破壊し、世界の原発を持つ国の住民を同じように不安がらせ、そこから原発を追放し一掃する世界的運動へつなげる。
さて、菅、仙石、枝野と民主党および支援組織特に労働組合の素性は、この世界的原発禁止運動の謀略に取り込まれる要素が、ため息が出るほど十二分に揃っているではないか。
 つまり、菅とその内閣は、運動家としてのつながりの中で、「総理の地位にある世界的反原発運動家」となり、福島原発事故を、世界の原発廃絶に拡大していくためのテコとして利用し始めたのではないか。
 ひょっとすると、「反原発を推進した日本の菅総理大臣、貴方は人類の未来を明るくしたのでノーベル平和賞を授与されるであろう、その為に、我々も頑張るから、連帯しよう」、との呼びかけに我が国の空きカンが、既に頷いているのではないか。
少なくとも、現在までの菅内閣の原発事故に対する対応は、風評被害の徒な拡大も含め、原発反対派からは拍手喝采ものであることは確かである。彼らは、原発事故が深刻であれば深刻なほど喜ぶ連中だからだ。そして、それを喜ばせている菅総理と彼の内閣は、既に世界的な反原発運動の一員となっており、その運動戦略のもとに動いているのではないか。


▼福島原発は安全だ

そこで、はじめの第一の問題提起に戻る。即ち、福島原発は安全なのではないか。
放射線防御学、放射線影響学というのがある。これらは、医療におけるレントゲンの影響を調べることから始まって、広島や長崎への原子爆弾使用を決定的な契機として始まった学問である。
この私は、この学問は全く知らん。無知である。しかし、この学問の専門家は知っている。
札幌医科大学教授の高田 純氏は、四月十日の昼、福島第一原発の正門の前に防御服を着ることなく立って、ここは安全ですと語っていた。
次に、東京大学医学部の稻 恭宏博士は、福島原発は安全と言い切っている。また、福井青山学院大学教授は、低線量率放射線は、健康にほとんど影響ないと言い、稻博士はかえって健康によい、と言っている。
さらに地上より放射能が三百倍以上多い、宇宙空間で長期間滞在した宇宙飛行士は、放射能から何ら悪影響を受けておらず、かえって宇宙に行く前より健康になっている、と報告されている。つまり、繰り返す。福島原発は安全ではないか。


▼原発はこれからますまる必要である

さて反原発運動の経歴を持つ菅総理が言い切らないことを、最後に断言しておく。我が国の存立のために、原発による発電はこれからますます必要だ。
原発を廃止し全て化石燃料に切り替えて、現在と同じような国家的活動、経済的活動ができる、と考えるのはエネルギー政策的にも、歴史から学ぶ国家戦略からみても、非現実的だ。
かつて、我が国はアメリカと戦争した。何故戦争を決意したのか。アメリカが我が国への石油の供給を止めたからだ。
仮に、我が国が全て化石燃料による発電に戻ったとしよう。我が国に、その膨大な化石燃料があるのか。無い。
そうであれば、仮に将来、我が国への化石燃料供給を止める国が現れたとするならば、我が国は、また戦争に追い詰められるではないか。その時、日本国民は、経済活動不能によって数千万人が失業し、餓死者もでる苦境に唯々諾々と耐え続けることはできない。
化石燃料に頼るこのような脆弱な国家に陥ることを回避するのが、真の政治家の務めなのだ。
やはり、我が国には、原子力による発電が必要だ。(了)

掲載に西村先生の許可は得ておりません。

http://www.blogger.com/img/blank.gif
なぜ福島原発周辺で自活している馬・牛・犬・猫・カナリヤ・文鳥を殺さねばならないのか
なぜ殺処分なのか、タイ國サコンナコンの慰霊碑で「軍馬、軍犬よ安らかに眠れ」を思い出したこれ以上命を奪ってもいいものだろうか、いい加減にしてもらいたい。




國の子評論ブログから

櫻会 訪タイ(3/5〜3/8)
http://yokoyama-k.blog.ocn.ne.jp/31/2011/04/3538_e70e.html
此処には神がご光臨あそばされております。

2011年4月24日日曜日

勝ち誇ってはいるが何の事はない

沖縄に行った事も無い者がまったく出鱈目を書いて良いものだろうか?

最高裁判決は次のとおりである。

最高裁判決文



  決定

当事者の表示  別紙当事者目録のとおり。



上記当事者間の大阪高等裁判所平成20年(ネ)1226号出版差し止め等請求事件について、同裁判所平成20年10月31日に言い渡した判決に対し、上告人兼申立人らから上告及び上告心理の申し立てがあった。 よって、当裁判所は次のとおり決定する。

主文

本件上告を棄却する。

本件を上告審理として受理しない。

上告費用及び申し立て費用は上告人兼申立人の負担とする。

理由

1上告について

民事事件について、最高裁判所に上告できることが許されるのは、民訴法312条1項又は2項所定の場合に限られるところ、本件上告理由は、違憲及び理由の不備をいうが、その実質は事実誤認又は単なる法令違反を主張しているものであって、明らかに上記各項に規定する自由に該当しない。

2 上告受理申し立てについて

本件申し立ての理由によれば、民訴法318条1項により受理すべきものとは認められない。よって、裁判所官全員一致の意見で、主文の通り決定する。



平成23年4月21日

最高裁判所第一小法廷

裁判長裁判官   白木  勇

     裁判官   宮川  光治

     裁判官   櫻井  龍子

     裁判官   金築  誠志

     裁判官   横田  尤孝



 新聞やメディアでは軍の関与があったなどと出鱈目を撒き散らしているが、両隊長が命令したり強制して集団自決が起きたのではないということは、既に大阪高裁で確定済みで、いかにも判決が軍の関与があったなどと
撒き散らしているのが問題だ、新聞やメディア得意の情報操作を行っている。

軍を否定し自衛隊を否定しこのようなものが裁判官にもいるこんな事で法治国家といえるのだろうかこの裁判官の名前だけは次の選挙では不適格裁判官としてご記憶願いたい。今我が国は未曾有の国難にあえいでいる、復興への出鼻をくじくような判決で残念であるが何の事はないのである。




タイとカンボジア国境での軍事衝突 再び発生

 タイとカンボジアの国境係争地帯での交戦が再び発生している。カンボジア軍の発表したところによれば、24日朝から砲撃の応酬が始まったという。タイ側の声明によれば、最初に攻撃を行ったのはカンボジア側であるとされている。
 国連の潘 基文事務総長はカンボジアとタイ双方にたいして停戦を呼びかけ、領土問題は軍事的手段によって解決されるものではない、と声明している。

 両軍の衝突は世界遺産であるプレアヴィヒア寺院から約200キロの地点で22日に開始された。それ以来、双方合わせて少なくとも11名の軍人が死亡したほか、40名以上が負傷している。

 同地域からは1万5千名が避難している。

2011年4月17日日曜日

今こそ八紘一宇の精神と教育勅語の復活を

教育勅語

朕惟フニ我カ皇祖皇宗國ヲ肇ムルコト宏遠ニ德ヲ樹ツルコト深厚ナリ
我カ臣民克ク忠ニ克ク孝ニ億兆心ヲ一ニシテ世世厥ノ美ヲ濟セルハ此
レ我カ國體ノ精華ニシテ教育ノ淵源亦實ニ此ニ存ス爾臣民父母ニ孝ニ
兄弟ニ友ニ夫婦相和シ朋友相信シ恭儉己レヲ持シ博愛衆ニ及ホシ學ヲ
修メ業ヲ習ヒ以テ智能ヲ啓發シ德器ヲ成就シ進テ公益ヲ廣メ世務ヲ開
キ常ニ國憲ヲ重シ國法ニ遵ヒ一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無
窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ是ノ如キハ獨リ朕カ忠良ノ臣民タルノミナラス
又以テ爾祖先ノ遺風ヲ顯彰スルニ足ラン
斯ノ道ハ實ニ我カ皇祖皇宗ノ遺訓ニシテ子孫臣民ノ倶ニ遵守スヘキ所
之ヲ古今ニ通シテ謬ラス之ヲ中外ニ施シテ悖ラス朕爾臣民ト倶ニ拳々
服膺シテ咸其德ヲ一ニセンコトヲ庶幾フ

明治二十三年十月三十日
  御名御璽



現代口語訳
私の思い起こすことには、我が皇室の祖先たちが国を御始めになったのは遙か遠き昔のことで、そこに御築きになった徳は深く厚きものでした。我が臣民は忠と孝の道をもって万民が心を一つにし、世々にわたってその美をなしていきましたが、これこそ我が国体の誉れであり、教育の根本もまたその中にあります。

 あなた方臣民よ、父母に孝行し、兄弟仲良くし、夫婦は調和よく協力しあい、友人は互いに信じ合い、慎み深く行動し、皆に博愛の手を広げ、学問を学び手に職を付け、知能を啓発し徳と才能を磨き上げ、世のため人のため進んで尽くし、いつも憲法を重んじ法律に従い、もし非常事態となったなら、公のため勇敢に仕え、このようにして天下に比類なき皇国の繁栄に尽くしていくべきです。これらは、ただあなた方が我が忠実で良き臣民であるというだけのことではなく、あなた方の祖先の遺(のこ)した良き伝統を反映していくものでもあります。

 このような道は実に、我が皇室の祖先の御遺(のこ)しになった教訓であり、子孫臣民の共に守らねばならないもので、昔も今も変わらず、国内だけでなく外国においても間違いなき道です。私はあなた方臣民と共にこれらを心に銘記し守っていきますし、皆一致してその徳の道を歩んでいくことを希(こいねが)っています。

明治二十三年十月三十日

(天皇陛下の署名と印。)


読み方(新かな表記)


朕 惟 フニ我カ皇 祖皇 宗 國 ヲ肇 ムルコト宏 遠 ニ德 ヲ樹ツルコト深 厚 ナリ
チンオモうにワがコウソコウソウクニをハジむることコウエンにトクをタつることシンコウなり

我カ臣 民 克ク忠  ニ克ク孝 ニ億 兆  心  ヲ一 ニシテ世世厥ノ美ヲ濟セルハ
ワがシンミンヨくチュウにヨくコウにオクチョウココロをイツにしてヨヨソのビをナせるは

此レ我カ國 體 ノ精 華ニシテ教  育 ノ淵 源 亦 實 ニ此 ニ存 ス
コれワがコクタイのセイカにしてキョウイクのエンゲンマタジツにココにソンす

爾  臣 民 父母ニ孝 ニ兄 弟 ニ友 ニ夫 婦相 和シ朋 友 相 信 シ恭  儉 己 レヲ持シ
ナンジシンミンフボにコウにケイテイにユウにフウフアイワしホウユウアイシンじキョウケンオノれをジし

博 愛 衆  ニ及 ホシ學 ヲ修 メ業  ヲ習 ヒ以 テ智能 ヲ啓 發 シ德 器ヲ成  就 シ
ハクアイシュウにオヨボしガクをオサめギョウをナラいモッてチノウをケイハツしトクキをジョウジュし

進  テ公 益 ヲ廣 メ世 務ヲ開 キ常 ニ國 憲 ヲ重  シ國 法 ニ遵  ヒ
ススンでコウエキをヒロめセイムをヒラきツネにコクケンをオモンじコクホウにシタガい

一 旦 緩 急  アレハ義勇 公 ニ奉 シ以 テ天 壤  無窮  ノ皇 運 ヲ扶翼 スヘシ
イッタンカンキュウあればギユウコウにホウじモッてテンジョウムキュウのコウウンをフヨクすべし

是 ノ如 キハ獨 リ朕 カ忠  良  ノ臣 民 タルノミナラス
カクのゴトきはヒトりチンがチュウリョウのシンミンたるのみならず

又 以 テ爾  祖先 ノ遺風 ヲ顯 彰  スルニ足ラン
マタモッてナンジソセンのイフウをケンショウするにタらん

斯ノ道 ハ實 ニ我カ皇 祖皇 宗 ノ遺訓 ニシテ子孫 臣 民 ノ倶 ニ遵  守 スヘキ所
コのミチはジツにワがコウソコウソウのイクンにしてシソンシンミンのトモにジュンシュすべきトコロ

之 ヲ古今 ニ通 シテ謬  ラス之 ヲ中  外 ニ施  シテ悖 ラス
コレをココンにツウじてアヤマらずコレをチュウガイにホドコしてモトらず

朕 爾  臣 民 ト倶 ニ拳 々 服 膺 シテ咸 其 德 ヲ一 ニセンコトヲ庶 幾 フ
チンナンジシンミンとトモにケンケンフクヨウしてミナソノトクをイツにせんことをコイネガう

明治二十三年十月三十日

  御 名 御 璽
  ギョメイギョジ


八紘一宇
「八紘一宇」という言葉は、神武天皇が橿原で即位された時の勅語の一節「八紘を掩いて宇と成さんこと亦よからずや」という建国の理想からきている。




日本人が忘れたものすべてここにあります。これなくして国の発展などありえません、いい加減徳を切り売りするのはやめましょう。



中野正剛・衆院議員が昭和18年元旦の朝日新聞の寄稿

中野正剛「戦時宰相論」

難局日本の名宰相は絶対に強くなければならぬ。強からんが為には,誠忠に謹慎に廉潔に,而して気宇広大でなければならぬ。

今の現状を見て頂きたい、こんな者が何時までも日本の宰相で良いのだろうか?

2011年4月13日水曜日

ハーモニー体操DVDブック

友人が本を出しました、体の調子が悪い方良い方関らず、気分がいい本なのでぜひ購入してください。

毎日10分!

寝たまま出来る!!

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日本滞在中

 現在日本滞在中であります、熊本県護国神社で木佐貫様と天草は本渡諏訪神社の大野康孝宮司と桜の木の下で御一緒させて頂きました。

今後とも宜しくお願い致します。


また偶さかに西村慎吾先生ともご一緒させて頂きました。


桜が咲く時期の帰省は9年ぶりで感動。

2011年4月12日火曜日

東日本大震災のタイへの影響

東日本大震災と東京電力による計画停電の影響がタイの産業界にじわじわと広がっている。「自動車、家電、観光、投資などが影響を受け、今年のタイの経済成長率が0・1ポイント押し下げられる」(タイ工業連盟のタニット副会長)といった見方も出ているが、現在の状況はどうなのか。タイの日系企業に聞いてみた。

 本社が東京という精密機器部品メーカーは「物流網の乱れでタイへの原材料輸入が遅れている。生産ラインに支障は出ていないが、顧客が減産を始め、納品の調整が必要となってくるかも知れない」という。

 あるIT関連会社はシステム保守の請負先の自動車関連や金属関連のメーカーについて、「日本からの部品・原材料の輸入が止まり、かなりの数で減産を始めている。この状態がどの程度続くか予想できないメーカーもあるようだが、急速な復興も見られるため、長引くことはないだろうという期待も大きいようだ」とみている。

 一方、産業機器・部品輸入販売会社は「日本からの輸入が多いが、日本国内の物流の遅れ以外、影響はほとんどない。電子機器・部品メーカーといった一部の顧客の生産規模が縮小され、納品のタイミングをずらすというケースは発生している。今回の大震災よりむしろ、リーマンショックの方が当社への影響は直接的だった」。


タイ任命制上院議員の名簿発表、与野党から批判

憲法裁長官、選挙委員長らからなる委員会が選出した任命制上院議員73人の名簿が12日、発表された。約30人を退役軍人、元官僚が占め、学界、財界、法曹界、非政府機関からも代表が選ばれた。

 任命制上院議員の名簿について、タクシン元首相派の野党プアタイは反タクシン派に偏った選考だと反発。連立与党チャートタイパタナー党のチュムポン党首も「非常に強い影響力を持つ人物が選考をコントロールした」と述べ、特権階級による政治支配を批判した。

 タイの上院は1997年憲法で公選制になったが、2006年の軍事クーデターでタクシン政権を追放した勢力が翌年導入した現行憲法で、定数150、任命制74、76都県から公選制で各1人というシステムに変更された。今年3月に新たな県が発足したことから、今回から任命制73、公選制77になった。任命制上院議員はタクシン派と対立する特権階級が選挙の洗礼を浴びずに国会をコントロールするための道具とみられ、不透明な選考過程・基準を批判する声もある。

タイで水かけ祭り タイ正月

イは13―15日がタイ正月(水かけ祭り、ソンクラン)の祝日で、週末にかけ5連休となる。

 中部の古都アユタヤでは一足早く11日から水かけが始まった。ゾウ園のゾウも出動し、外国人観光客らと水のかけ合いを楽しんだ。