2009年4月15日水曜日
フォルモサ便り
フォルモサ便り
李登輝・元総統が5/31から訪日、「奥の細道」へ
李登輝・元総統は5月31日から6月7日まで七泊八日の日程で日本を訪問する。李・元総統は2007年5月に日本を訪問、長年の夢だった、松尾芭蕉の奥の細道をたどることを実現した。この時は、深川から千住、日光、松島、平泉、山寺、象潟へと移動したが、その他の部分は訪れることが出来なかったため、この度の訪日では残りのコースをたどることが主な目的。
李登輝・元総統はエバー航空の旅客機で福岡空港に降り、日本の国内線で新潟に向う。そして新潟から富山県、石川県、福井県、岐阜県と南下して奥の細道のコースを見て回り、6月7日に中部国際空港から帰国する。
関係者によると、当初は空路東京に入って新幹線で新潟に向う案もあったが、李・元総統が高齢であることを考慮して福岡から国内線旅客機で移動することにした。
この度の訪日では表敬訪問など公式なスケジュールは組まれていない。夫人の曾文恵・女史が同行する。
WHA参加を毎年申請、外交部は問題視せず?
WHO世界保健機関の年次総会であるWHAに台湾が参加することに北京当局が条件付きで同意したと伝えられ、関心を呼んでいる。
中央通信社はアメリカの消息筋の話として、北京当局は台湾がオブザーバーとして今年5月にジュネーブで開かれるWHAに参加することに同意したと報じた。しかし、北京当局は台湾のオブザーバーとしての身分が永久に確保されないよう、毎年、参加申請をすることを条件にしているという。
また、中国大陸広東省の日刊紙『南方都市報』は14日、中国大陸を訪問した国民党の連戦・名誉主席が12日に上海で中共中央台湾工作弁公室の王毅・主任と会談した際、台湾のWHA参加について具体的な結論に達したと報じた。結論の内容について詳しくは報じていないが、この報道では連戦氏の秘書室の譚啓東・主任がこれを認めたとしている。
中華民国外交部国際組織司の章文樑・司長は14日、台湾海峡両岸双方は台湾のWHA参与について話し合っているかどうかについて、「具体的に説明することは出来ないが、断固として密室での交渉ではなく、結果が出たならば対外的に発表する」と述べた。章・司長は、「国際的な交渉では過程は非公開とし、結果が出てから説明するのは正常な形だ」としている。
また、来年以降の出席は保障されず、毎年招待状を受け取らねばならないケースについては、「WHAのオブザーバーはバチカン市国でも毎年招待状を受け取る方式だ」として特に問題視しない態度を示した。
なお、連戦・国民党名誉主席は14日午後に台湾に戻り、WHA参加問題については「皆が報じている通りだ」と述べている。
【 蒋経国生誕百年記念で李元総統が国歌斉唱 】
蒋経国生誕百年記念式典が13日、総統府大講堂で行われた。馬英九総統、蕭萬長副総統、劉兆玄・行政院長ら5院の院長のほか、李登輝元総統、呉伯雄国民党主席、宋楚瑜新民党主席らが出席した。李元総統は呉主席とともに入場し、劉行政院長、関中考試院長ら往時の部下の挨拶を受けた。少し遅れて入場した宋主席は李元総統のそばを通り過ぎる時、故意に反対側を向いて陳履安などと握手をし、李元総統も蕭副総統の報告に聞き入り、これを無視。そして馬総統が入場し、李元総統は軽く会釈して敬意を表明した。国歌斉唱となり、李元総統も歌った。ちなみに、民進党人士は国歌斉唱では口を閉ざす。
【 会社法が改正、資本金制限を撤廃 】
立法院で14日、修正会社法が成立した。会社の最低資本金制限が撤廃され、資本金は1元でも設立できることになった。最低資本金は財政部が決めており、株式会社で50万元、有限会社で25万元となっている。現在、会社登記はネットで閲覧できるようになっており、最低資本金制限の存在価値はなくなっていた。
台湾人の習性から会社の乱立が懸念されるが、経済部商業司は「資本金はすでに参考の一つに過ぎなくなり、営業内容が重要になってきている。営業活動がなければ、登記を取り消すこともある」としている。
被害を受けるのは会計師とも言われている。会計師は会社設立保証などの業務を請け負ってきたが、今後はそれがなくなる。
【 八重山地方の3市町長が訪台 】
沖縄県八重山地方の与那国町、石垣市、竹富町の3市町長は13日夜、訪台した。きょう14日は台中の海運業者と、復興航空を訪れる。あす15日は、与那国町が積極的な交流を進めている花蓮市で、同市とともに交流座談会を開く。16日には蕭万長・副総統や日本交流協会を表敬訪問する。
イタリア大地震、台湾が再建協力の意向表明
イタリア中部ラクイラを中心とした大地震では300人近くが死亡、帰る家を失った人は4万人とされる。
中華民国の易栄宗・イタリア駐在代表は11日(現地時間)、劉兆玄・行政院長、欧鴻錬・外交部長羅の代理として被災地を視察、イタリア政府の関係閣僚や現地の首長らの歓迎を受けた。易栄宗・イタリア駐在代表は、1999年の台湾大地震における救済活動の検討報告書を手渡すと共に、台湾の経験を元にして被災地の再建に協力すると明らかにした。
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