2009年5月21日木曜日

総選挙は何の解決にもならない



タイ
チェンマイで18歳少女が日本人の父親を捜して欲しいと訴え出る
ネーション系のタイ語速報及びプーヂャッカーン紙(オンライン)によると、20日午前チェンマイ県内でサンサーイ郡出身の44歳のタイ人女性が日本人の男性との間に生まれた18歳になる県内の職業訓練課程校に通うナル・ハマダさんを伴いタイ・ニュース社を訪れ、男性の行方を捜して欲しいと訴えた。

 女性と男性とは1986年にラムプーン県内にある工業団地で知り合い、1991年にナルミさんを出産し、ナルミさんが3歳の時に男性からの音信が不通になり、その後も続いていた男性からの送金もナルミさんが7歳時に途絶えていたという。

 女性はマスコミに対して、男性の消息確認及びナルミさんが男性に会う機会が得られるだけで満足で、それ以上のものを望む考えは無いと語っている。
サーンワンさんによると、20年前、タイ北部ラムプン県の工場で働いていた際に、同じ工業団地内の企業の駐在員だったリュウジさんと知り合い同居を始め、その後数年間千葉県で暮らした。妊娠を機にタイに帰国し、ナルミさんを出産。リュウジさんはその後2、3度、タイを訪れ、ナルミさんが5歳になるまで毎月2万バーツを仕送りしてきたという。
 これまでにも何度かリュウジさんに連絡を取ろうと試みたが、リュウジさんの広島の実家も引っ越し、手がかりがなくなっていた。そこへケイゴ君がタイと日本の政府、メディアなどの助力で父親を探し当てたことを知り、メディアに協力を求めることにしたという。


 ナルミさんは聴覚障害の為に補聴器を使用する生活を送っているという。

参考 (画像あり)

http://www.manager.co.th/Local/ViewNews.aspx?NewsID=9520000056512

またもや人権無視のタイメディア、しかし何らかの事情はあるにしてもすべて公開されてますからね、日本大使館からまた連絡が行くのでしょう。
今回のケースは日本人ではないのだから、日本大使館も探す必要はないと思うが、もしも日本人であればまた別の対応と言う事になるだろう。
海外駐在員の尻拭いを大使館がやると言うのも考へものである。大使館職員も日ごろ遊んでいるのだから、それ位遣っても良いと言う気もするが?


ベトナム政府、カラオケ店でのダンス禁止検討
 ベトナム文化スポーツ観光省はこのほど、カラオケ店でのダンスを禁止する構想を打ち出した。薬物対策の一環だというが、業者からは反対の声も上がっている。
 AFP電などによると、同省担当者は「カラオケでのダンスを禁止しなければ、客が室内でエクスタシーなどの薬物を服用しかねない。エクスタシーは往々にしてアルコールや音楽と関係しており、カラオケは社会への悪影響をはらんでいる」などと発言し、議論に火を付けた。
 これに対し、カラオケ店の店員は「客が全員エクスタシーを服用するわけではない」と反論。来店客も「ダンスを禁止するなら、売春も禁止しなければおかしい」などと政府の方針に不満たっぷり。
ベトナムのカラオケ店では2006年から酒類の販売が禁止されたが、実際は現在でも酒類販売が続けられている。

マレーシア
プルヘンティアン島で2度にわたり乱交パーティ
プルヘンティアン島で5月に入って乱交パーティーが2度にわたって開催され、ベスット地区政府は主催者2人に2万5,000 リンギの罰金を科した。
主催したのはケダ州出身の31歳の男性と友人のアイルランド人女性で、5月3日と10日に乱交パーティを開催。1回目のパーティーでは通報が遅れたために警察の摘発は間に合わなかったが、2回目では警察が到着した際には外
国人を含む200人あまりの若者がパーティーの最中で、大量の酒やスピーカー、音響設備、向精神薬など9万リンギ相当が押収された。アイルランド人女性は、ランカウイやポートディクソンで行われた同様な乱交パーティーに関与した疑いがもたれている。
若者たちは、インターネットのSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)サイト、「フェイスブック」を通じてパーティー開催を知って集まってきたという。

ラオス
ラオ航空の展望

ラオ航空会社によると、今年のシーゲーム開催に向け、諸外国からの参加者への対応する為に新しい航空機(ATR72-500)2機をフランスに発注した。 ATR72-500は70座席でATR72-200と同じだが、ATR72-500には新しい設備などが加わっている。現在、ラオ航空には ATR72-200が2機、MA60が4機の計6機の航空機があり、国際線・国内線を運行している。また、ラオ航空会社ダラー・スントーン部長によると 2011年には90〜100座席のジェット旅客機を購入する予定である。




ビルマ
クルーニー、マケイン、ボノ、ツツ大司教ら、スーチー氏解放を求める

ビルマの平和を求めてたたかうノーベル平和賞受賞者アウンサンスーチー氏は、この19年間のうち13年間をビルマ政府による自宅軟禁措置の下で過ごしている。
 スーチー氏は、拘束期間の延長につながる容疑で新たに起訴されており、5月18日には裁判所で審理が行われる。Not On Our Watchではスーチー氏の解放を求める国際的な声明を発表した。
 文化・政治・社会の各領域の著名人がこの声明に賛同し、ビルマ軍事政権にスーチー氏の即時解放を要求した。賛同人はNot On Our Watchの創設者ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモンのほか、ボノ、マドンナ、スティーブン・スピルバーグ、ノーベル賞受賞者か らはエリ・ヴィィーゼル教授、デズモンド・ツツ大司教ら、またマデリーン・オルブライト元米国務長官、ジョン・マケイン米上院議員などである。
 声明文の内容と賛同人の一覧は以下の通り。

アウンサンスーチー氏を解放せよ

 19年前、ビルマ国民は次期指導者としてアウンサンスーチー氏を選んだ。しかし同国を支配する軍事政権によって、氏は過去19年間の大半を自宅軟禁下で過ごしている。スーチー氏は世界でただ一人の拘束されたノーベル平和賞受賞者である。
 昨日5月14日、スーチー氏はビルマのインセイン刑務所に移送された。新たな容疑で裁判に掛けられるためだ。これは氏から引き続き自由を奪おうとする計画の一環である。スーチー氏はふたたび沈黙を強いられている。私たちはこの状況を座視するわけにはいかない。
 今こそ、国連と国際社会全体がはっきりと、声を合わせてこう呼びかけるときだ。
「アウンサンスーチー氏を解放せよ」
賛同者:
• ジョージ・クルーニー
• マデリーン・オルブライト元米国務長官
• ウェス・アンダーソン
• ドリュー・バリモア
• デビッド・べッカム
• ボノ
• マシュー・ブロデリック
• サンドラ・ブロック
• ジェームズ・カービル
• マイケル・シェイボン
• ダニエル・クレイグ
• ジョン・キューザック
• マット・デイモン
• ロバート・デ・ニーロ
• デイヴ・エガース
• ピーター・ガブリエル
• ジェイク・ジレンホール
• ヴァーツラフ・ハヴェル
• ヘレン・ハント
• アンジェリカ・ヒューストン
• スカーレット・ヨハンソン
• ニコール・キッドマン
• アシュトン・カッチャー
• ノーマン・リア
• マドンナ
• メアリ・マタリン
• ジョン・マケイン米上院議員、シンディ・マケイン
• ローズ・マッゴーワン
• オルハン・パムク
• サラ・ジェシカ・パーカー
• パウロ・セルジオ・ピニェイロ
• ブラッド・ピット
• ジュリア・ロバーツ
• ロバート・ロドリゲス
• サルマン・ラシュディ
• メグ・ライアン
• リーブ・シュレイバー
• ジョージ・ソロス
• スティーブン・スピルバーグ
• メリル・ストリープ
• デズモンド・ツツ大司教
• ナオミ・ワッツ
• エリ・ヴィーゼル教授
• オーウェン・ウィルソン


総選挙は何の解決にもならない
ウィン・ティン
国民民主連盟(NLD)中央執行委員・ジャーナリスト
2009年5月17日
  「選挙が即民主主義を意味するわけではない」「恣意的拘束や汚職といった問題も選挙で解決を図れるかは分からない」(オバマ米大統領)
 選挙は民主主義を意味しない。これは、私の祖国ビルマ(ミャンマー)では全くの真実だ。
 40年以上も国民が軍事政権の弾圧に苦しみ、今は来年に予定される総選挙という大問題に直面している。実施されれば恒常的な軍事独裁体制が法定化されてしまう。
 62年までは、国民が選挙で代表を選べた。一党支配下の74年から88年にも選挙はあったが、ネ・ウィン将軍が選んだ候補者に対抗する者はいなかった。だが、26年間続いたネ・ウィン体制は88年の民主化蜂起で崩壊。デモには数百万人が参加し、多党制民主主義を求めた。
 今の軍政はデモを武力で封じ込めた後、多党制の総選挙による文民への政権移譲を約束したが、90年にアウン・サン・スー・チー氏が率いる国民民主連盟(NLD)が8割以上の議席を得たのに結果を認めず、当選議員や党幹部らを逮捕した。
 軍政は各政党に憲法制定会議(国民会議)への参加も強要。自由な議論を制限し、軍が国政に主導的役割を持つとの新憲法の原則への賛成を求めた。NLDは会議をボイコットし、問題解決のため軍政に対話に応じるよう求めた。
 だが、国民会議は07年に終了し、軍政任命の委員会が憲法草案を作成。08年5月、軍政はサイクロン襲来直後の混乱の中で国民投票を強行し、憲法を承認させた。 そして10年に「自由で公正」な総選挙をするという。
 AFP通信によれば、中曽根外相と国連のガンバリ事務総長特別顧問は「総選挙が国際社会に祝福されるものとなるようミャンマー政府に働きかけていくことで一致」した。実施を望み、NLDや民族政党にも参加してほしいようだ。
 だが、スー・チー氏を含む2100人以上の政治囚を釈放し、政治プロセスに自由に参加できるようにしなければならない。憲法も軍、NLD、民族代表の三者による見直しが必要だ。選挙はこれらが満たされて初めて実施されるべきだ。
 新憲法は軍が行政・司法・立法の三権を支配し、諸民族を多数派のビルマ民族に従属させる内容で、基本的人権や民主主義を保障するものではない。総選挙を強行すれば結果として軍政による不正義や残虐行為が続き、人々の抵抗は激化するだろう。
 国際社会は総選挙を支持する前に、国民和解に向けた対話をするよう軍政に最大限の圧力をかけてほしい。
ウィン・ティン氏は89年から19年間を政治囚として獄中で過ごした。(14日にスー・チー氏が軍政に刑事訴追される前の寄稿)

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