全国喜捨募集団体(Baznas)のディディン・ハフィドゥディン総裁は次のように述べた。生産性が高くて効率的な喜捨(訳注1)運営は、信者にさらに大きな恩恵をもたらすことができるだろう。この種の運営を通じて、喜捨は実体経済部門を動かすことができる。
同総裁によれば、このようにしてさらに多くの関係団体から喜捨が有益であることが理解され、持続可能になるという。「実体経済部門の他に生産性の高い喜捨運営は、ミクロ金融部門も支援するだろう」火曜日(3月30日)にレバノン、ベイルートより本紙に対して、同総裁はそのように述べた。
22カ国の代表者が参加し、2010年3月29から30日まで開催された国際喜捨会議に出席するため、同総裁はベイルートにいた。その有益ないくつかの恩恵により、喜捨は経済危機の影響の解決策の一つになりうることが確信されている。
生産性の高い喜捨運営は社会の全階層の人々にまで行き渡り、〔人々を〕活性化することができるからだ。同総裁は次のように述べた。先般の経済危機は、社会の人々にとって負担となる利子が主要な〔取引〕手段である、資本主義システムに起因している。
同総裁は次のように述べた。これほど増加している喜捨収集を活性化することで、経済危機の影響を受けている人々の状況回復を支援することができる。喜捨資金の収集額も増加の一途をたどっている。
同総裁によれば、経済危機下の2008年の喜捨収集額は9,200億ルピア〔約92億円〕に達したという。それどころか2009年にも喜捨収集額は増加し、1兆2000億ルピア〔約120億円〕に達した。「生産性が高くて効率的な喜捨運営を通じて、喜捨は恩恵をもたらす」
よい喜捨運営は貧困レベルを削減することもできたとし、同総裁は次のような例を挙げた。ジャカルタ首都特別州での喜捨運営プログラムは受給対象者の貧困率を16.97%にまで削減できた。
同総裁によれば、この〔前述の〕事実に基づき、さらに生産性のあるプログラム実施に向けた効率的な喜捨収集によって、貧困をうまく解消できることが期待されているという。この喜捨によりイスラーム全世界で貧困を解消できることが期待されている。
一方、同総裁は喜捨とワカフ(訳注2)のプログラムが相互に効用をもたらす必要性に関する取り決めがあることを明らかにした。ワカフ運営はビル、病院、学校、道路、橋、その他の建築物などのインフラ建設に向けられているという。
同総裁は次のように述べた。一方、喜捨は人材の開発に〔利用されている〕。これは奨学金の供与、事業資金、貧困者の医療費、その他のいくつかのプログラムを通じて行われうる。「言い換えれば、ハード支援はワカフであり、ソフト支援は喜捨だ」
同総裁によれば、全てのイスラーム諸国は喜捨の運営方法においても相互に効用をもたらすべきだという。一つの国での喜捨運営の成功はその他の国にとって模範となりうる。その相乗効果は共通のプログラムでも実現されうる。
この第8回国際喜捨会議には22カ国の代表者が参加した。参加国の中にはインドネシア、レバノン、エジプト、イエメン、オマーン、スーダン、クウェート、サウジアラビア、ヨルダン、カタール、アラブ首長国連邦、パキスタンがあった。
別の場所で、喜捨フォーラム(FOZ)総裁のアーマッド・ジュワイニ氏は次のように述べた。生産性のある喜捨運営は社会の人々にさらに大きな影響を与える。同氏によれば、この種の喜捨は通常は経済活動や事業活動に利用されるという。
同氏によれば、この生産性のある喜捨〔運営〕は実際に受給対象者が事業主であったり、自ら事業を運営する役割を持ったりする経済活動を通じて行われるという。一方、その他のタイプ〔の喜捨運営〕では、喜捨資金が生産性のある事業所設立のために利用される。
同氏は、専門職の人々が運営し、受給対象者がその場所で働くとし、さらに次のように付け加えた。
現在教育のための喜捨資金も生産性のある喜捨と見なされている。学校で見出された専門的技術は人々を自立させることができるからだ。
同氏によれば、受給対象者は経験した教育に関する専門的技術を持つ〔ことになる〕という。やがてその専門的技術を通じて、受給対象者は経済的に自立することができる。
訳注1) 喜捨(ザカート): 「定めの喜捨」とも言われ、イスラーム教徒にとって宗教的義務である。税率に相当するものがあり(通常所得の2.5%)、徴収機関がある。
2) ワカフ: アラビア語ではワクフ。イスラーム教徒が所有財産を宗教活動、慈善目的に使われるために寄進すること。ワクフは「禁止」を意味するアラビア語で、これは寄進された財産の売買・譲渡等、所有権の移動が、寄進後は許されないためとされる。
(翻訳者:川名桂子)
原題:Zakat Atasi Kemiskinan
http://koran.republika.co.id/koran/14/107478/Zakat_Atasi_Kemiskinan
イランのウラン交換、トルコで―イラン・トルコ・ブラジル合意書調印
2010年05月17日付 Radikal紙
イランのウラン交換に関する共同提案のための合意が、トルコ・ブラジル・イランの3外相によって調印された。ウランの交換はトルコで行われることが発表された。
イラン・トルコ・ブラジル3国の努力に達成された合意により、1200キロのウランの交換が行われることになった。
イランの政府系通信社イルナによると、本日、タイイプ・エルドアン・トルコ首相、ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ・ブラジル大統領、イラン大統領マフムード・アフマディネジャードの臨席のもと、トルコのアフメト・ダヴトオール外相、イランのマヌーチェフル・モッタキー外相、ブラジルのカルソ・アモリン外相が合意書に調印した。これ先だち、この交換がトルコで実施されることがイランのラーミーン・メフマーンパラスト外務省報道官により発表された。イランが製造した1200キロの低質の濃縮ウランが、トルコにおいて高濃度の濃縮ウランと交換されるという。
この記事の原文はこちら
タイ在留邦人の皆様へ
【大使館からのお知らせ】
緊急一斉メール
===========================
(2010年5月18日)
16日(日)のお知らせでもご案内致しましたが、在タイ
日本国大使館はインペリアル・クイーンズ・パーク・ホテル、
中2階のベンジャシリ・ルームに仮事務所を開設しました。
領事業務につきましては、治安上の問題から大使館領事窓
口は臨時閉鎖をしておりますので、当面の間、仮事務所で行
うことと致しますので、お知らせいたします。
なお、仮事務所で行うことが出来る領事業務は以下の通り
です。
1.臨時受付時間
平日午前10時から午後4時まで(昼休みも受付致します)
2.臨時受付業務
(1)旅券
・「帰国のための渡航書」の申請受付、交付
・既に申請している旅券の交付
(2)証明
・既に申請している証明書の交付
(3)査証
・申請受付、発給業務を停止しております。
(注)人道案件については、証明書、査証の申請受付、交付致
しますので、予めご連絡いただきますようお願い致します。但
し、旅券については設備の関係上、新規申請、更新受付の業務
は行えませんので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
(問い合わせ先)
○仮事務所領事関係問い合わせ(旅券、証明、査証、邦人援護)
電話:(66-2) 672-5304、5305、5306
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
FAX :(66-2)207-8511
○緊急電話(休日、夜間(17:45~08:30)のみ受付)
電話:(66-81)846-8265/(66-81)809-6074
確かに在留邦人の為の仮事務所は必要だろう、しかし日本大使館はもぬけの殻だと言う、領事関係の仕事だけを移し其の他は移す必要はない、ここでもアメリカに守って貰おうとでも言うのか?
情けない
0 件のコメント:
コメントを投稿