露空軍のゼーリン司令官は13日、新型対空兵器「S-400」2個大隊を年末までに極東へ供給すると発表した。ノーヴォスチ通信が報じた。
極東へのS-400の供給は昨年8月にマカロフ参謀総長が言及。朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)によるミサイル誤射への対応を目的としたものだったが、実際に配備されたとの情報は確認されなかった。その後、ポポフキン国防次官は今年に入り、年内を目処とした5個大隊の配備を明言し、うち1~2つを極東に配備する計画であることを明らかにしていた。
ゼーリン司令官は記者団に対し、2個大隊の年内配備計画を確認した。軍改革により極東軍管区とシベリア軍管区東部を統合した「東部機動戦略部隊」へ配備するという。
日露戦争前を彷彿させるような配備、これは何か有るのではないかと勘ぐりたくなるとお思いの人もいるかと思われる、簡単に言うとロシアは構ってもらいたくてしょうがないのですよ、一番の原因はお金が無い、日本政府が何らアクションを起こさない千島問題、何とかこちらに引きずり込もうとアクションを起こしているロシア、日本政府もこんな下だらない手に乗ってはならない、こちらとしては遺憾の意を毎回表明し返せ返せと毎回淡々と外務大臣が言うこと其れが大臣の勤めなのである。其れを一回でも忘れると相手に間違った信号を送ることになる、今まで散々やらかして間違って来たのだから、日本政府の適切な対応を期待する。
ロシア人スパイ 米国で新たに1人拘束と報道
米ウォールストリート・ジャーナル紙は12日付で、ロシアの諜報員として活動していた人物が新たに1人逮捕されたと報じた。ロスビジネスコンサルティング紙が引用して報じた。
同国司法省は先月28日、ロシア人スパイ10人の逮捕を発表。メドヴェージェフ大統領の訪米直後というタイミングもあり、関係悪化が懸念されたが、ロシアに収監されている米英のスパイ4人との交換が9日に成立。一大スキャンダルに発展した事件は両国政府の迅速な対応により一転終結を迎えていた。
情報筋の話として伝えられた報道によると、今回逮捕されたのは23歳のロシア人で、昨年8月にビザを取得し、同年10月に入国した。米連邦捜査局(FBI)はスパイ網の捜査の過程で昨年秋の段階からこの人物に注目してきたという。
容疑は明らかになっておらず、当局側でも十分な証拠をつかんでいないという。近く国外退去処分となる見通し。
露米スパイ交換 関係改善求める意向強く
先月末から国際社会を騒がせていた米国でのロシア人スパイ逮捕を巡るスキャンダルは、全面的な関係修復を求める両国政府の対応により一転終息に向かった。
米国でロシア人10人の逮捕が発表されたのが、メドヴェージェフ大統領帰国直後の先月28日。国籍など身分の詐称、当局に無許可での政治活動、資金洗浄が罪状だったが、実質的にはロシア対外諜報庁の指示を受けたスパイ活動を行った疑いによるものだ。
情報戦で暗躍する陰の存在としてのイメージに、今回の事件は新たな時代の現実を付け加えたといっていいだろう。容疑者たちはソーシャルネットワークサイトに自身のページを持ち、取引を巡る各方面の動きも逐一報道された。交換が行われたウィーンの空港の様子もBBCによって生中継された。
ニューヨークの裁判所は8日、拘束された全員の資産没収と国外追放処分を宣告。本名を明かし、罪状を認めたことを受けての処置である。検察、司法省との間では事前に取引の合意が結ばれていた。
一方のロシア側も、米中央情報局(CIA)の指示を受けスパイ行為に関わっていたとして収監されたロシア人科学者、イーゴリ・スチャーギンほか、軍参謀本部の情報総局や対外諜報庁の元大佐、国内テレビNTVの保安担当者の計4人が同日までに罪を認め、他の犯罪者16人と共に恩赦の対象となった。こうして露米双方で法的手続きが完了し、10対4の交換が中立国オーストリアで9日、成立した。
スパイを発見した米国側の処置、また「取引レート」は甘すぎはしないのか。前者について、国家・法研究所のセルゲイ・マクシモフ氏は、米国の刑法には罪を認めることに対する取引項目があり、正当と説明する。後者について、米国務省は、「米国の国益に適っていた」と説明するに留めた。もっとも引き渡されたうちの2人は英国の空軍基地に降り立ち、現地の諜報部員に迎えられている。
とにかく、戦略提携関係を構築しようという両国政府の固い意思が確認されたといってよい。交渉にはCIAと対外諜報庁の長官が直接関与した。ロシア外務省は報告の声明で、関係改善ぶりをアピールした上で、露米首脳により合意した路線を「狂わせようとする試みは成功しない」とあえて宣言している。
2 件のコメント:
ロシア側に捕まっていた4人に比べて、アメリカ側に捕まった10人の滑稽さが印象の事件でした。
プーチンの声が聞こえてきそうです
「お前たちは揃いも揃って能なしの役立たずだな」
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