2010年9月13日月曜日

タイ高速鉄道

中国を訪問中のアピシット・タイ首相は5日放送のテレビ番組で、中国政府の援助で最高時速200キロの高速鉄道を建設する計画について、2週間以内に閣議で協議すると表明した。中国との交渉を担当するコープサク首相秘書官長によると、中国の雲南省昆明からラオス、タイ、マレーシアを経由しシンガポールを結ぶ鉄道の一部で、タイ国内の部分はバンコクとラオス国境のタイ東北部ノンカイ、マレーシア国境の南部パダンベサールを結ぶ2路線、工期4年を見込んでいる。

 アピシット首相は3日から訪中し、上海市内と浦東国際空港を結ぶリニアモーターカーや上海万博を視察した。

雲南―マレー半島高速鉄道 タイ閣議で推進確認


タイ政府は7日の閣議で、中国の技術・資金協力を受け、鉄道網整備を進める方針を確認した。中国との協議、事業計画の策定を急ぐ一方、協力内容の国会への提出、公聴会の実施といった国内の地ならしも進める。

 事業の目玉は中国からマレーシアまで伸びる最高時速200キロ以上の高速鉄道。中国は雲南省の省都昆明―ラオスの首都ビエンチャン―タイ東北部ノンカイ―バンコク―タイ・マレーシア国境のパダンベサールというルートを想定し、タイ国内ではノンカイ―バンコク(約600キロ)を優先して進めることでタイ政府と基本合意した。ビエンチャン―ノンカイ間のメコン川への架橋についてはラオス、タイ、中国の3カ国で協議する方針。タイ政府はバンコクと東部工業地帯のラヨンを結ぶ路線(約220キロ)も中国の援助で建設を目指す。

高速鉄道建設へ 中国支援「アジア新幹線構想」前進

タイ政府は中国の支援で、国土を南北に貫く高速鉄道の建設に乗り出す方針を固めた。中国南部雲南省・昆明からラオスを経てタイに至る、中国が構想する「南北回廊」鉄道の一部となる。実現すればインドシナ半島は、急速に整備が進む中国の高速鉄道網に組み込まれ、中国は日本や米国を抑えて地域への影響力を独占的に強める可能性がある。

 タイのアピシット首相は万博見学のため訪れた上海で5日、中国の支援でタイ国内の高速鉄道建設に乗り出すと表明。政府は議会の承認を得たうえで、中国側と具体的な協議に入る方針だ。

 高速鉄道の最高時速は200キロ以上。ラオスとの国境から首都バンコクまでの約600キロが第1期、バンコクから南部のマレーシア国境までの約1000キロが第2期区間で、資金は3000億バーツ(約8100億円)程度と見積もられている。

 タイ政府によると中国はラオスと、すでに昆明からビエンチャンまでの直通鉄道建設で合意しており、タイ国内の高速鉄道と接続する。現在、タイ国鉄のレール幅は1メートルだが、新たに建設される鉄道は中国国鉄と同じ1・435メートルで、中国からの直接乗り入れが可能になる。中国は最終的には鉄道をマレー半島南端のシンガポール方面へ延長させたい意向とみられる。

 中国はまた、ミャンマーとの間でも、高速鉄道建設に向けた準備協議を進めていると明らかにしている。

 インドシナ半島では日本政府がベトナム、ラオス、タイ、ミャンマーを主に道路で東西につなぐ「東西回廊」の構築を支援している。これに対し中国は自国と同地域を直接つなぐ「南北回廊」の整備に力を入れる。

 中国の資金で域内のインフラ整備が進むことを東南アジア側も歓迎する。しかしタイやラオスは自国内に高速鉄道を建設するほどの需要はなく、鉄道建設は中国側の権益確保の色合いが濃い。東南アジア諸国連合(ASEAN)地域には一方的に影響力を拡大する中国への警戒感も生じ始めている。


 確かにインドシナでは鉄道のインフラなど無いに等しい、先日ラオスに行ったのだが、タイとラオスの首都ビエンチャンを結ぶメコン川に掛かる橋「第一友好橋」これはオーストラリアの企業によって建設され、1994年4月8日に開通した橋、因みに第2タイ=ラオス友好橋、タイのムックダーハーンとラオスのサワンナケートとを結ぶ、メコン川に架けられた2本目の橋、こちらは日本のODAによって建設された。

出来た当初は橋だけであったが、昨年タイ側のノンカイという街とビエンチャンを結ぶ鉄道が通ったという話を聞いた、はて何処をどの様にして通ったのであろうかと考えていました。行って分かったのだが、私の知識不足かも知れないが、橋の上を路面電車のごとく走っているのである、橋が出来た当初路面は鉄道など無かったのである、ほんとにこんな事をして良いのか?
今の橋はコンピュターで出来てるからいいんですよ、嘘を言うんじゃない。

 この程度の人達であるから、資金はこちらから提供して作ってやる、等と言われれば後先考えず了解してしまうのだろう、シナが考えているのは物流だけではなく、その先の「人流」にある、ビエンチャンを見れば一目瞭然、2-3年もすれば恐らくシナかラオスか分からなくなるであろう、唯一の救いは狭間にマレーシアがあることだ、しかしマレーシアもこのところ華人の力が可也強まってきている、ベトナムはもちろんシナの思い通りにはいかないと思うが、それよりも何よりも日本の政府や企業はどうしているのやら国内のことに気を殺られ話が見えないのでは?
シナは着々と大東亜共栄圏を作っているというのに。



マレー右翼団体、距離置くUMNOへの制裁を示唆

 与党第一党・統一マレー国民組織(UMNO)が、非マレー人への配慮からマレー系右翼組織、ペルサトァアン・プリブミ・ペルカサ・マレーシア(PERKASA)との距離を置く姿勢を明らかにしたことを受け、PERKASAが選挙におけるUMNOへの支持方針を見直すなどの懲罰をちらつかせている。PERKASAは30万人とされるメンバーを有し、うち80%以上をUMNO党員が占める最大規模のUMNO支援団体であり、非マレーとの友好関係も維持したいUMNOは狭間に立って難しい対応を迫られそうだ。
与党連合・国民戦線(BN)でUMNOと共闘するマレーシア華人協会(MCA)のチュア・ソイレック党首が、経済発展のためにブミプトラ(マレー人と先住民族の総称)に対する株式30%の割り当て制度の段階的撤廃を求める発電を行ったのが事の発端。これを受けてPERKASAがチュア氏の発言が扇動法違反に当たると警察に告発、警察がチュア党首を任意出頭を求めて事情聴取を行なった。
MCAは強く反発しており、非マレー人社会からの批判を恐れるUMNOもPERKASAを支持しない考えを示した。UMNOの態度に苛立ちを隠さない PERKASAのイブラヒム・アリ会長は、元々PERKASAの活動はUMNOとは無関係だと主張。次期総選挙では、UMNO党員の30%程度しか UMNOに投票しないのは間違いないと脅しともとれる発言を行なった。また返す刀でMCAやマレーシア・インド人会議(MIC)、人民運動党(ゲラカン)も批判し、それぞれ党内の刷新が進まず華人やインド系の支持を失っていることをPERKASAのせいにしていると指摘した。

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