2010年10月22日金曜日

北朝鮮3度目の核実験

北朝鮮 3度目の核実験を準備か 米衛星が捉える

北朝鮮が新たに地中での核実験を準備している可能性があるとみられる兆候を、米国の人工衛星が捕捉した。

 インターファクス通信が韓国紙「朝鮮日報」の報道を引用して伝えたところによると、過去に核実験が行われた威鏡北道の豊渓里周辺で活発な動きが見られるという。とくに、06年10月と09年5月に核実験が実施された際に破損したトンネルの修理が進んでいるとのこと。「朝鮮日報」は、北朝鮮が近く3度目の核実験を実施する可能性は低いとしている。

 北朝鮮が核実験の準備を進めているというこの情報について、韓国政府の安全保障担当部処(省庁)からの公式は発表はない。

北朝鮮と韓国 国際空港間のホットラインを復活

北朝鮮と韓国は、双方の国際空港間のホットラインを復活させた。

 平壌と仁川にある飛行管制センターは18日、すでにテスト通話を実施した。ソウルで統一省のヘソン報道官が声明を表した。

 両国際空港間のホットラインは、韓国政府が5月に対北朝鮮措置リストを発表後、北朝鮮によって遮断された。韓国は3月末に黄海で発生した同国哨戒艦の沈没事件で北朝鮮を非難している。この事件では、46人の乗組員が犠牲となった。これにより、両国間の関係は深刻化した。


南北統一で一番困るのは韓国なんですけどね、見せかけのポーズだけは対外的に取りますよね。




金キム3世は 将来 北朝鮮の領袖となり得るか?

 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の指導者金正日(キムジョンイル)氏の三男、金正恩(キムジョンウン)氏は、後継者として権力を掌握するための準備に入ってる。しかし、最高権力者への道は、恐らく長いイバラの道となるだろう。

 先日、北朝鮮の議会、最高人民会議のヤンヘンソップ副議長は、金正恩氏が、この国の三代目の最高指導者となる事を公式に認めた。こうした類の情報としては、これは最初の公的発言だった。世界中のマスコミが、あり得る後継者についてあれこれあげつらい検討していた間、金正恩氏はすでに権力の階段を上り始めていた。氏は、昨年秋、父金正日氏の安全を守る部署の責任者に任命され、また北朝鮮における最高軍事指導機関である国防委員会のメンバーとなった。そして今年9月27日、氏には朝鮮人民軍大将の称号が与えられ、そのすぐ後、労働党中央委員会の委員となり、さらに国防委員会の副委員長のポストについた。国防委員会のトップ、委員長は、言うまでもなく彼の父、金正日氏である。

 こうした権力譲渡の道筋を作りながらも、今年68歳の金正日氏は、安心して後継者に道を譲る気はまだないようだ。つい先日開かれた朝鮮労働党大会では、彼は再び総書記に選ばれたし、今も国防委員会委員長の座にある。後継者の今後を懸念して、恐らく金正日氏は、最後まで権力の座にい続けたいと欲しているのだろう。というのは、軍のエリートの間で、金正恩氏の人気は今ひとつ高くないからだ。

 ここ最近の北朝鮮情勢について、ロシア政治・軍事分析研究所分析課のアレクサンドル・フラムチヒン課長は、次のように指摘している-

 「金正日氏は、急いで権力を手放すつもりはない。なぜなら、彼には、自分の息子が権力を維持できるのかどうか確信が持てないからだ。正恩氏は、まだ27歳であり、軍人の間での権威は言うまでもなく、彼には何の実績もない。金正日氏が権力の座を去れば、軍人達が国の権力を握る恐れがある。今金親子は、軍上層部との問題を解決するためあらゆる事をしている。金正恩氏は、意志の力と覚悟を示すことで、高級将校など朝鮮軍首脳部における自分の権威を高めていく考えだ。北朝鮮国内が不安定化すれば、朝鮮半島で戦争が勃発する可能性が生ずる。しかし、そうしたことが起こるとは思えない。例え軍事紛争が起きたとしても、それは決して、今日・明日の話ではない。」

 ここで付け加えておきたい事は、軍の上層部が力を持つようになったのは、金正日氏本人に負うところが大きいという点だ。権力の座についた後、彼はまさに軍に支えられる指導者となり、事実上、朝鮮労働党の運営からは退いている。又北朝鮮では「軍はすべてに優先する」というドクトリンのもと、すべての必要物資はまず、軍に集められる。しかし、北朝鮮国内からもれてくる情報によれば、「金正恩氏は、あらゆる点で祖父や父を見習おうと努力し、自分に厳しく、生まれつき十分しっかりとした人物だ」と口では評価しながらも、軍の上層部のかなりの数の人々は、金正日氏の選択に不満を抱いているらしい。

 とはいえ北朝鮮国内ではもう、偶像を作り上げ、若い金正恩氏を将来の「国父」「領袖」に変えるプロセスが始まっている。彼の誕生日は、朝鮮人民の祝祭日となったし、彼へ忠誠を誓うキャンペーンも広まっている。例えば、そうした事を背景に、今年南アフリカで開かれたサッカーのワールドカップで散々な成績に終わった北朝鮮チームのメンバー達は「裏切り者」として槍玉に挙げられている。韓国の北朝鮮向けラジオ放送によれば、北朝鮮国内ではすでに、数千万枚の金正恩氏のポートレートが準備され、学校の生徒達は、声をそろえて彼を讃える歌を歌っているという。



北朝鮮大使館の写真棚気になる

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