2011年2月14日月曜日

コブラ・ゴールド11


 自衛隊は2月7日から同18日まで、タイで行われる多国間共同訓練「コブラ・ゴールド11」に参加、国際平和協力活動および在外邦人等輸送などの統合運用能力の向上を図る。
 同訓練には内局、統・陸幕、陸自東方、中方、中央即応集団、中央情報隊、空自航空総隊、支援集団、情報本部の計約60人を派遣。日本のほか、タイ、米、シンガポール、インドネシア、韓、マレーシアの7カ国が参加を予定している。

 タイ北西部のチェンマイ県で行われる多国籍軍平和維持活動指揮所演習(CPX)では、自衛隊の約20人が多国籍軍とは別メニューで独自の訓練を実施。同県と周辺県で行う人道・民生支援活動(医療)の実動訓練には医官、看護官、薬剤官計6人が参加。また、バンコク南東部のハタヤオ海岸で行う在外邦人等輸送実動訓練には約20人が参加して邦人の集合、誘導など航空機搭乗までを演練する。


タイ空軍のF16戦闘機2機が墜落 日米参加の多国間軍事演習で

14日朝、タイ空軍のF―16戦闘機2機がタイ東北部チャイヤプム県上空で接触事故を起こし墜落した。パイロット2人はパラシュートで脱出し、無事だった。

 タイ空軍はF16を約50機所有。墜落した2機は2002年に配備され、事故当時は今月7日からタイで行われている多国間軍事演習「コブラゴールド」で訓練飛行中だった。


アブ・バカル・バシール師インドネシア JI精神的指導者が初公判で容疑否認

 反テロ法違反の罪に問われた東南アジアのイスラム地下組織ジェマ・イスラミア(JI)の精神的指導者とされるアブ・バカル・バシル被告(72)の初公判が14日、インドネシアの南ジャカルタ地裁で開かれた。有罪なら最高刑は死刑。国家警察は不測の事態に備え、警官約2500人を地裁周辺に配備し厳戒態勢を取った。

 検察側は冒頭陳述で、バシル被告が2009年2月以降、インドネシア・スマトラ島最北端アチェ州の山岳地帯にジハード(聖戦)のため秘密軍事訓練キャンプを設置する計画に関与し、JIメンバーらに資金提供などをしてきたと指摘した。キャンプでは43人が射撃訓練などをしていたが、昨年2月に地元住民の通報で発覚した。



アブ・バカル・バシール師は、インドネシア生まれのアラブ人活動家で、インドネシア・ムジャヒディン評議会の指導者。東南アジアのイスラム過激派組織ジェマ・イスラミアの精神的指導者であるともされているが、バシル本人は関係を否定している。日本の報道ではバシル師とも呼称される。
2010年8月9日、インドネシア国家警察がバシル師をテロ容疑で逮捕した[1]。ジェマ・イスラミアの強硬派が同国北西部アチェ州内に設置した秘密軍事訓練キャンプなどを摘発した際、バシル師との関連を示す文書を、国家警察が押収したとしている。

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