朝日新聞
ミャンマー支援、債権3000億円放棄 野田政権
野田政権は、ミャンマーに対する過去の円借款による債権約3千億円を、2段階に分けて放棄することを決めた。21日に東京で開く野田佳彦首相とテインセイン大統領との首脳会談で、正式に合意する。債権を放棄したうえで、25年ぶりに同国への円借款を本格的に再開する方針だ。
欧米各国がミャンマーとの関係改善に動くなか、先進国では最初に同国の延滞債務問題を解決。企業の投資先として有望視されるミャンマーの民主化と国づくりの支援に乗り出す。
民主化運動指導者アウンサンスーチー氏が今月1日の国会補選で当選したことなどを受け、日本政府は人道支援以外は原則凍結してきた円借款の再開を内定。再開にあたって過去の供与分や金利など約5千億円の返済方法を決める必要があり、大統領来日を前に両国政府間で調整していた。
円借款の前にやることがあるだろう!!
先週の金曜日、民政移管後、主要国の首脳として初めてミャンマーを訪問したキャメロン首相は、民主化運動の指導者、アウン・サン・スー・チーさんと会談し、経済制裁は解除ではなく、一時停止が適切だとの考えを示した。スー・チーさんもこれを支持した。
先にEUは経済解除を示唆していたEUは23日に外相会議を予定している、イギリスが主導権を取ろうというのが見え見えであるが、日本も我先にとビルマ支援をするのは悪いとは思わない円借款を再開するのも良いだろう、しかしその前に日本政府はやることがあるのではないか?
これはAP通信が配信した第二次大戦中ビルマで行方不明となったアメリカ将兵捜索協議の記事である.
US-Myanmar search for WWII MIAs could improve ties
http://www.seattlepi.com/news/article/US-Myanmar-search-for-WWII-MIAs-could-improve-ties-3404528.php
アメリカ第二次世界大戦時のビルマ方面行方不明者730名についてビルマ政府と捜索協議に入る。
AP通信が先月14日に配信した記事ですが、日本の新聞で毎日新聞のみ、掲載がありました。
捜索地域については殆どがビルマ北部現在のカチン州で、この地域では現在も国軍との戦闘があっており、捜索は難航するであろうと伝えているが、この地域を支配しているカチン独立機構は親米なので捜索だけならば然程難しい事ではないだろう、アメリカが良いとは思わない、しかし67年経っているにもかかわらず、遺骨などとは決して言わないスタンス、あくまでも行方不明者、戦争行方不明者に対しては何年経とうが一体なりとも現地には残さず全て本国に持ち帰るという強いスタンス、私はアメリカを褒めているわけではありません、これが普通の国です。
しかもアメリカがビルマ政府と協議しているのは捜索協議といっているが、ビルマ政府に「一体残らず探せ」と言っているのである。
日本はどうでしょうか、ビルマ方面未帰還の遺骨7万柱以上、何を気にしてか捜索の話すら出てこない、円借款を再開する前にアメリカのように横柄な態度に出る必要はありませんが、一緒に見つけて下さいくらいの話をしてもよさそうなものではないか?
ビルマ方面だけではない、各地に未だ未帰還のご遺骨が有るというのに、絶好の期会ではないか、このご遺骨は何十年何百年経とうが、持ち帰らなければならないのである、日本国の根幹に関わることなのである、それを差し置いて円借款などの以ての外である現在の日本の反映は戦没者となられた英霊の礎の上に有るのである、はっきり言って温度差がある、この温度差をどう詰めれば良いのか?
3 件のコメント:
アメリカは、国防総省の中に「POW/MIA」と云う組織が確立されてますからね。
日本も、防衛省になったのですから、厚生労働省から移管しなければ、今のままですよ。
副長お久しぶりです、やはり良くご存知で「POW/MIA」が昨年から北朝鮮との交渉もやっていますし、ビルマとの交渉も進んでいるようです。日本はこのまま進んでやると言うことはしないでしょうね、やはり国会議員にメールでも送った方がいいんでしょうかね、今ならビルマは何でも言うことを聞くと思うんですがね、悔しいですね。
軍人の気持ちは軍人で無ければ判りませんからね。
國に帰りたい、必ず國に戻す。たとえ死んでいても御霊は國に戻す。
今の自衛官でも、この気持ちは変わらないと云う事を、僕は信じたいです。
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