2009年5月20日水曜日

高雄に「戦争と平和公園」が落成



【 高雄に「戦争と平和公園」が落成 】

高雄市旗津に19日、「戦争と平和公園」が落成し、公開された。落成式には戦争を闘い抜いてきた老兵や遺族100人が出席した。同時に公園建設に命をかけて去年5月に亡くなった許昭栄氏を悼んだ。同公園が完成するまでには紆余曲折があった。許氏が心となった台湾人老兵遺族協会が奔走し、旗津に1ヘクタールの公園予定地が確保された。しかし、一部市会議員が「平和公園」と改名し、石碑を撤去するなどの提案を出した。許氏はこれを拒否し、焼身自殺した。結局、元の名前のまま公園が落成した。落成式には日本のマスコミも取材に駆けつけた。軍服を着て出席した老兵もおり、「海ゆかば」を斉唱した

【 交流協会台北事務所の斎藤代表にいやがらせ? 】

台湾政府は日本交流協会台北事務所の斎藤正樹代表の「台湾の地位は未定」発言に対し、「個人的見解」との説明を受け入れ、それ以上の問題化をしないと発表したが、水面下では意地の悪いボイコットがなされていると、19日付の台湾紙『聯合晩報』が報道している。それによると、馬英九総統は先週、人権条約に調印し、各国の大使、代表らが招かれたが、斎藤正樹代表の姿はなかった。ある高官は、「斎藤代表に不満がある。表明の方法はいろいろある。しかし、目に見えないやり方でする。斎藤代表が今後、政府の責任者に会おうと思っても、容易には会えないだろう。彼はすでに信任されていないからだ。日本政府はこの状態をよいと思うだろうか」と闇に更迭を迫り、ある外交官も「外交部長とは会えないだろう。電話をしても時間がないと答える。電話に出るのは下級係員だ」と語っている。

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