2010年1月20日水曜日

ハリマオ、自然界の虎を保護する会議に向けて

 今年の干支は寅ですが、自然界における虎の生息数は激減しています。もし何も手を打たなければ、次の寅年には自然界に虎がいなくなってしまうかもしれませ ん。1世紀前には野生の虎は10万匹が生息していました。 1980年代には2万匹に減り、現在では3千数百匹に過ぎません。 今月末に、虎の生息する国 13カ国から環境大臣などがタイに集まって会議を開きます。

「この会議は高レベルでの約束を決め、虎の将来を確実にする行動のための政治的過程の一環としてです。これが9月にロシアで行われる虎サミットにつながり ます。」と世界自然保護基金の拡大メコン川プログラムがメディアに送ったメールに書かれています。 アジアとロシアの極東地域における虎保護プログラム は、開発が虎の生息地を奪っていくことと、虎の身体部分に強い需要があることから、勝ち目のない戦いです。

世界自然保護基金によれば13カ国とは:ブータン、中国、バングラデシュ、インド、インドネシア、ラオス、マレーシア、タイ、カンボジア、ミャンマー、ベ トナム、ネパール、ロシアです。 マレーシアは環境副大臣が出席するとのことです。harimau と呼ばれるマレー虎はマレーシアに特有の種の虎で、現在少なくとも500匹ほどと推定されています。


野生の虎は年々減少しています黒竜江にいた虎はいまや絶滅寸前、ロシア側でも殆ど観られないらしいずいぶん前ハバロフスクに行った時、土産物屋の支那人らしき奴が、トラの毛皮は要りませんかと言っていた、当然其処には品物は置いて無く、取って来ると言う、何処に置いてあるのかと言うと、近くに保管してあると言う、毛皮は要らない生きた物がいいと言うと、分かりました生きた物もいますと言っていた、何ならパンダもいますよと言っていた、支那人は何でもやる連中だ。



オランウータン保護運動側からの主張
フランスの非政府組織の長でサバ州野生動物庁と協力して働く、サバ州基盤の野生動物学者は主張する 「サバ州で行ったオランウータンの遺伝子調査によれ ば、生息数はこの数十年で50%から90%減っています。この理由は。狩猟、オランウータンをペットにする事などですが、最大の理由は森林が刈り取られて 農地に変換されてしまうことです。」 「森林が失われていることは間違いなく生物学的多様性の減少であり、だから全ての関係者が協力する必要がありま す。」 「解決を求めて、保護反対派も保護賛成派も手を合わせる必要がある。」

「サバ州のオイルパーム樹の農園面積は1万4千平方キロに及びます、オイルパーム樹農園は海抜500メートル以下の低地に開発される必要がある。こういう 低地はかつてはオランウータンなど野生動物の生息地だったのです。 サバ州の低Kinabatangan 地方で1000匹のオランウータンが棲んでいるが、そういう生息地はばらばらに散らばっている、その生息地をオイルパーム樹農園が囲んでいます。」 「そ ういうオランウータンの巣は農園開発によって主たる森林から引き離され、非常に孤立した状態です。 オイルパーム農園内にそういった巣があるはオランウー タンが新環境にを受け入れているということを意味するのではない。この状況では彼らは生き延びられません。」

米国の非政府組織 World Grown は、オイルパームプランテーション農園がオランウータンの生息数に危険を及ぼしていることを見落としている、とこの学者らオランウータン保護運動家らが批判をしています。

オイルパーム農園業界と森林伐採業界にとって、オランウータンは何の利益も生み出さない存在だという

パームオイル原油生産大国
パーム原油生産量:2008年 1770万トン、 2009年見込み 1760万トン
パーム原油輸出量:2008年 1540万トン、 2009年見込み 1580万トン
パーム原油平均トン当たり価格:2008年 RIM 2777、 2009年見込み RM 2200、

こうした数字を基にして推測すると、2010年のパーム原油輸出高は RM 650億ぐらいになりそうです。

パーム原油は世界1のインドネシアと第2位のマレーシアが世界市場の90%以上を産出し且つ輸出市場を占めています

昨年サラワクのオランウータンを観に行きましたが、保護施設2箇所あるうちの一箇所については金儲けの為だけに遣っていて非常に現地でも評判が悪い、オランウータンを保護し自然に帰すプログラムをやっていると言うがまったくの出鱈目で、今まで一頭も帰した事がないと現地の者が言っていた。又パーム農園や労働者達にこのような話をしてもおそらく2001年宇宙の旅だろう「オランウータンは何の利益も生み出さない」この言葉がすべてを物語っている。



マレーシア政府系企業と中国の国家企業連合体との間で契約されたサラワク州での巨大プロジェクト

サラワク州の再生可能エネルギー回廊地区、州中部にある Mukah 地方とBintulu地方に挟まれた地方、 における巨大プロジェクトを行う契約が、マレーシア側と中国の共同企業体との間で結ばれました。マレーシア側 は政府所有である 1Malaysia 開発会社、中国側は 中国国家配管網企業で、契約式にはナジブ首相も出席しました。

このエネルギー集約プロジェクトは総価値 RM 385億を生み出す予定の合弁事業になります。 サラワク州州副首相は語る、「このプロジェクトの建設過程では多くの労働者が必要です、とりわけ土地の開 墾、道路建設、インフラ建設においてはです。 我々にはプロジェクトの中間管理層に就く人的資源はあるが、建設過程を担う人的資源を十分には見つけられな いでしょう。 サラワク州人が上級職に就くことは期待しているが、初期の段階では多くの外国人労働者を雇わなければならないでしょう。」

副首相に寄れば、「この巨大プロジェクトは波及効果産業を生み出し、それによって全体の規模がさらに数倍に広がることを期待しています。 サラワク州はた くさんのサラワク州人を海外へ技術訓練のために送り出すことになるかもしれない。」 サラワク州の再生可能エネルギー回廊地区はエネルギー開発プロジェク トを予定した地区であり、電力多消費のアルミ精錬や製鉄産業を起こす計画です。具体的にはアルミ精錬工場と3箇所の水力発電ダムですが、詳細はまだ明らか にされていません。

マレーシアの投資会社は説明する、「このプロジェクトが実際に立ち上がれば、国内で最大規模の投資になるでしょう。これがサラワク州内での新たな興味を刺激して、地元の建設業に職を生み出すことになります。

( Intraasia 注:サラワク州の州面積の巨大さからプロジェクトは今回も巨大になるようです。典型的なまずはじめに開発ありきというスタイルです。環境や少数民族の移住 などの問題はその後で論じられますね。バクンプロジェクトが数回頓挫しかかったように、契約したから全てが順調に終わる保証はないでしょう。中国がこの種 の巨大なプロジェクトの主たる施主としてまた登場してきた点に注目しましょう)

サラワク州の新しい巨大プロジェクトは再生可能エネルギーの名目と矛盾するとの批判
サラワク州の再生可能エネルギー回廊地区で、マレーシアの官企業体と中国の国家企業連合による合弁事業の形で巨大プロジェクトの契約が結ばれ、これに絡ん でサラワク州政府は州内の鉱山と石炭埋蔵開発を再生可能エネルギーに分類しなおしました。 このため環境グループから批判が出ています。ボルネオ資源研究 所は主張する、「石炭採掘が一体全体どうして再生可能エネルギーの開発になるのか、州は説明すべきです。州政府は石炭採掘をこのプロジェクトの1つに含め てしまった。この種の環境に影響あるプロジェクトを再生可能エネルギープロジェクトに分類してしまうことに反対します。非常に誤解を招くからです。石炭は 再生できません。」

再生可能エネルギーは、太陽光、風、雨、波、地熱、から得られるエネルギーで、使う度合いと同じ度合いで自然に補充されると定義されています。「石炭採掘はもっとも環境に影響ある、汚染する活動です。石炭での火力発電は炭酸ガスを大量に吐き出すのです。」

このプロジェクトでは中国国家配管網企業が主となって、3つの水力発電ダムを建設する以外に、州中部のKapit地方に属する地区で4億トンの石炭採掘も 考慮していると、報道されています。ボルネオ資源研究所の所長は言う、「この石炭採掘は氷山の一角です。サラワク州には10億トンの石炭が埋蔵されてお り、いろんな鉱山活動がおこなわれている。とりわけ Mukah -Balingain 地方です。 Mukah 地方の石炭工場は完成に近づいています。 しかし環境影響評価やその他社会への影響評価が行われているとは全く聞いていません。」

全国環境団体のSahabat alam Malaysia の幹部は言う、「サラワク州の再生可能エネルギー回廊地区が石炭採掘と天然ガス採掘とダム建設が主たる事業であれば、それは偽物となります。 連邦政府と 州政府は投資の内容とプロジェクトの正当性を公表すべきです。」

( Intraasia 注:これほど巨大プロジェクトながら、細かい内容は公表されていません。始めに開発ありきのサラワク州政府と環境など眼中にあるとは思えない中国企業体の推進するプロジェクトならではの特徴かもしれませんな。)

ニュースマレーシアの出来事を知るから


支那人の出鱈目な開発を止めなければトラや森の人(オランウータン)の明日はない

1 件のコメント:

副長 さんのコメント...

ハリマオって、マレーの虎って意味だったんだ!