タイ在留邦人の皆様へ
【大使館からのお知らせ】
緊急一斉メール
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反独裁民主戦線(UDD)等による集会実施に関する注意喚起
(2010年3月15日現在)
1.UDDは、昨14日(日)正午、24時間以内に国会を解散しない場合には「デモ活動のレベルを上げる」旨発表しており、要求が受け入れられない場合には、デモ地域の拡大及び道路封鎖などが行われる可能性も排除されません。
2.また、UDDは、本15日(月)午前9時現在、現在集会を行っている場所からラーチャテウィ通り、戦勝記念塔を経由し、パホンヨーティン通りを北上し、アピシット首相他主要閣僚が執務している第11歩兵連隊本部内にある政府治安維持センター前で抗議活動を行うべく移動中です。移動経路に当たる地域では特に交通渋滞が予想されますので、ご注意下さい。
同センター前で活動が行われた場合には、警察・軍との間で不測の事態が発生する可能性もあり、引き続き注意が必要です。
3.つきましては、タイに渡航・滞在される方は、報道等から引き続き国内の治安情勢に関して注意を払い最新情報の入手に努めるとともに、今後とも集会・デモ等が開催されている付近には近づかないようにし、不測の事態に巻き込まれないよう十分注意してください。
(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
FAX :(66-2)207-8511
昨日のデモ風景
活気があって良いな
俺も参加しようかな
お祭りみたい
タイ
タクシン元首相派、24時間以内の下院解散要求
【タイ】バンコク西部のラチャダムヌン通り一帯に集結したタクシン元首相支持派は14日、政府に対し、24時間以内に下院を解散するよう要求した。現政府が独裁勢力の支配下にあると主張、解散に応じない場合は政府機関へのデモ行進や幹線道路の封鎖に踏み切るとしている。
反政府集会の参加者は地方から続々とバンコク入りし、14日昼過ぎまでに数万人に達したもようだ。14日午後3時半現在、治安当局の衝突は報じられていない。政府は軍、警察など5万人を動員し、警戒に当たっている。
タイの政局は2005年以降、ばらまき政策で地方、貧困層の支持を得たタクシン氏と、タクシン氏の権力拡大を危ぐする特権階級・保守派の対立が激化し、選挙で勝ったタクシン派がクーデターや街頭デモ、司法判断で反タクシン派に政権を奪われるというパターンが続いている。タクシン氏は利益誘導、反王室というイメージが広がり支持が尻すぼみとなっているが、軍事クーデターなど民主的な手続きを無視する反タクシン派への反感も根強い。2008年にタイ首相府やバンコクの2空港を占拠した反タクシン派団体幹部の訴追がこれまでに8回見送られるなど、司法の「ダブルスタンダード(二重基準)」を指摘する声もある。
アユタヤの工場で小火器製造、オーナーら逮捕
テレビ報道によると、タイ警察は13日、中部アユタヤ県の工場を強制捜索し、グレネードランチャー数百丁分の部品を押収、工場のオーナーと従業員を逮捕した。オーナーは注文を受け何だかわからずに生産していたと主張している。警察は発注者の身元や反政府運動との関係を捜査する方針。
タイの自然保護区にトラの骨なし死体、漢方薬用に毒殺か
タイ天然資源・環境省国立自然公園局は11日、中部ウタイタニ県のフアイカーケーン自然保護区の森で母子とみられるトラ3頭の死体が見つかったと発表した。1頭は体長1・5メートルほどのメスで、体内の骨が取り去られていた。2頭は生後1年ほどで、近くで死亡していた。同局は密漁者が3頭を毒殺し、漢方薬用に骨を持ち去ったとみている。
同局によると、タイ国内の野生のトラは250頭前後と推定され、このうち70―80頭がフアイカーケーン自然保護区に生息しているとみられている。
コラム:湾岸情勢
al-Quds al-Arabi紙
湾岸の今後
クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面
【アブドゥルバーリー・アトワーン(本紙編集長)】
湾岸から戻ったところである。ある出版社からアブダビ博覧会へ招待されていた。著者たちが講演したり、本を買おうする人たちにサインをしたりする場である。湾岸の人々、国民と居住者たち(もちろんアラブ人の)の気持ちが二つのことに占められているらしいことに、私は興味を引かれた。ひとつは、この1月のドバイ首長国で、欧州並びにオーストラリアの偽造旅券を用いて入国したモサド要員がマブフーフを暗殺した犯罪のその後の展開。もう一つは、経済制裁あるいは直接の空爆によるイランとの対決とその湾岸諸国への影響である。
第一の件については、ダーヒー・ハルファーン・タミーム中将の役割をめぐって人々の意見は分かれている。タミームは、優れた捜査能力をもって事件に関わったテロリストたちを追跡したのみならず、湾岸地域いやアラブ全体でも先例のないメディア的透明性をそれに伴わせた。湾岸首脳部の中では、ドバイ首長国によるイスラエル・モサドとの果敢な対決を「勇み足」として批判する声が高まっている。この人々は、ドバイの治安や安定に懸念を示す。それはイスラエルと対決するには小さすぎるとして、領土内でイマード・ムグニヤを暗殺されても黙っていたシリアのような大国に学ぶべきであったと主張する。一方、タミーム中将は国民的英雄となった。首長国連邦でではなくアラブ全体でである。彼は、犯罪に関与した者たちが欧州の偽造旅券とアメリカのクレジットカードを用いていたことを明らかにし、ためらいなくモサドに嫌疑を向け、その作戦を承認し実行を支援したネタニヤフ首相が直接責任を負う事を要請した。これによって中将は、欧米の同盟者たちと結んだイスラエルの手による巨大な悪を追い詰めたのである。
最初の人々、湾岸首脳部は、あいまいにごまかすことに慣れた少数派である。あれこれと理由をつけ、治安や政治問題を絨毯の下に隠して、アラブの中心的懸案事項から遠ざかろうとする。湾岸諸国が和平と休戦を志向しているというのも、その理由の一つである。彼らは対決を避ける。一方で、イランの脅威をイスラエルのそれより優先して対処すべきものとしている。イランの核への野心とその近隣諸国への危険性に比重をおくのである。それ以外の人々の方が多数派である。政治的軍事的優先順位はアラブ・イスラームの側に置き、穏健派諸国がアメリカとイスラエルの指針に従っているのを見て、彼らが地域の現状をもたらしたと考える人々だ。アラブ復興の動きは消え、戦争が次々と起きる。戦略的バランスは、イラン、イスラエルなど非アラブ諸国に傾いている現状である。
戦争の可能性はほとんどの会合、外交関係の集まりで主要トピックとなっている。繰り返し話題にのぼるのは、軍事対決が起きるか否かではなく、その時期と参戦国である。湾岸海上は米戦艦で混み合っている。イスラエルの原子力潜水艦がいるという人もいる。米要人、軍人政治家らが次々訪れる。モーリン米軍合同参謀議長とアフガニスタンのマクリスタル司令官が湾岸歴訪を行った後、昨日はゲイツ国防長官がリヤドに到着した。一方バイデン米副大統領はテルアビブを訪れイランに核兵器は持たせないと誓約する。
イランの核問題をめぐっては、湾岸情勢にかんがみ三つのシナリオが予測される。
第一としては、イスラエルが域内のイランの軍事的「手先」、つまり南レバノンのヒズブッラーとガザのハマースに奇襲をかける。そしてその二つの「国」を終わらせ彼らの軍事力を無効とし、救援にかけつけるイラン、シリアを地域戦争に引きずり込むことをもくろむ。戦争の規模は大きくなることが予想される。
二番目は、イスラエルがイランの核施設に限定的な素早い空爆を行う。この場合、イランはこの攻撃を黙殺するかもしれない。そうでなければ、彼らはイスラエルにより攻撃された国として世界の前に出ていき、イスラエルが地域の治安と安定を脅かすと訴えなくてはならない。
三つめとしては、イスラエルと合衆国がイランに全面戦争を仕掛けることが考えられる。まずインフラ破壊のため数週間もしくは数カ月にわたる空爆が行われる。この場合、イランはイスラエルと湾岸の米軍基地に向けロケット弾で反撃するだろう。ダマスカス、レバノン、ガザの同盟者たちも同じ行動にでる。西側の報告は既にダマスカスの「戦時委員会」について述べている。イランならびにシリアの大統領、ヒズブッラー書記長による三者会合である。彼らはあらゆる可能性、シナリオを検討しその対処法を決め、統一戦略に合意したであろう。来る戦争が、「多数の戦争の母」となることを見越して。
湾岸首脳らは、三つのシナリオ全てを欲していない。そして、最近は可能性が後退した第四のシナリオも恐れている。それは、合衆国とイランが湾岸を犠牲にして合意に至るというものである。つまり、湾岸首脳部は、冷たい戦争(経済制裁)であれ熱い戦争(軍事対決)であれ、勃発すれば自分たちが第一の犠牲者となると考えている。この恐怖ゆえに米軍のプレゼンスを強化し、最新ミサイルシステムを備え付ける(昨年サウジは33億ドルの防衛ミサイルシステムを購入した)。
このような懸念は、一見して非現実的であるかのようにみえる。建設ラッシュ、天空高くそびえるタワー、豪奢と贅沢を競い合うさま、ドバイやアブダビを訪れる者の目に入るのはそういうものである。一触即発の危機は別世界の出来事のようだ。しかし輝かしいイメージは偽りである。我々はひとつの統合された湾岸を語ることはできない。深刻化していく見解の相違がある。それは国ごとの違いによるものであったり、嫉妬や競争心から生まれたものであったりする。しかし、皆が一致する大きなポイントがある。アイデンティティや共有している特質ではない。それは、アメリカの庇護に頼ろうという一点である。ワシントンが湾岸地域で建てる計画すべてに身をゆだねるのだ。
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(翻訳者:十倉桐子)
現在イスラエルがイランに対して何時爆撃を仕掛けてもおかしくない状況では有ります、果してイランが確実に核開発をやっているのか?
その核開発とは何なのか?この地域にも様々な対立軸が有り単純には片付けられない。
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