2011年1月15日土曜日

ミカドナーメ(天皇の書)

 坂の上の雲が日本では結構話題だ、見ている方もいるとおもう、3年がかりの大プロジェクトだ、NHKの大河ドラマの1話当たりの制作費は約6千万円 と言われている、そこで坂の上の雲の一話あたりの制作費は大河ドラマの5倍から10倍と言われているので、総制作費はなんと60億円とも120億円とも言われている、制作費は関係ありませんが、日清、日露における各国の評価はどうだったのだろうか。

代表的なものでミカドナーメ(天皇の書)などを紹介したい。


ホセイン・アリー・ターッジェル・シーラーィー
「ミカドナーメ(天皇の書)」


1905年にシーラーズィー(Hoseyen Ali Tajer Shirazi)
 この本の書名や体裁は英雄叙事詩『シャナーメ(王者の書)』にならい、明治天皇の即位以来の国造りを記述し、次いで日露戦争について「日本軍は、いかなる難問にも希望をもって耐え忍んだ」。その結果「神の慈悲が蟻(日本)を獅子に変え、この蟻によってかの象(ロシア)を打ち負かしたのだ」と、各戦闘の様子や両軍の戦果や損害、世界の反応などを織りまぜて語り継ぎ、最後は講和の締結とその余波にまで言及している。この『ミカド・ナーメ』全体を通して窺われるのは、日本がアジアに新しい光を投げかけ、長い無知の暗闇を駆逐したとしていることで、それは次の1節からも読み取れるであろう。
東方からまた何という太陽が昇ってくるのだろうか。
眠っていた人間は誰もがその場から跳ね起きる。
文明の夜明けが日本から拡がったとき、
この昇る太陽で全世界が明るく照らし出された。
無知の夜は我々から裾をからげて立ち去り、
叡智の光によって新しき目は始まったのだ。
日本が我らの先駆者となった以上、
我らにも知恵と文化の恩恵がやってこよう。
どんな事柄であれ、我らが日本の足跡を辿るなら、
この地上から悲しみの汚点を消し去ることができるだろう。



ハーフィズ・イブラーヒームの「日露戦争」

 この詩は日露戦争が終結した1905年11月に発表された。ロシアと日本を白人対黄人、熊対龍とし、日本軍を黄色人種の代表として捉え日本の勝利を祖国エジプトの復活への祈りを以て結んでいる。

白人は十字架に賭けて
勝つまでは死をも辞さぬと誓いを立て、
黄人は八百万の神に賭けて
勝利を得ねば剣を鞘に収めじと決意した。
そこで白人と黄人とが相まみえるや、
大地は山々もろとも揺れ動いた。


 このように日本とロシアを対比して描き、さらに大山巌とクロバトキンの奉天会戦や、東郷平八郎の率いる目本海軍とバルチツク艦隊とのあいだの日本海海戦の 激しさ、悲惨さを客観的に叙事的に捉えている。しかし、民族主義者のイブラーヒームは、日本の勝利の意味を次のように叙し、祖国エジプト復活への祈りを もって結んでいる。

戦争は私たちを傷つける。だがそれは
東洋の人々に誇りを持てと促す結果になったのだった。
かってあらゆる生物がその名を呼ばれたときにも、
東洋人だけは名を呼ばれぬ時代があった。
東洋が誰の心の端にもかからず、
忘れ去られていた時代が経過した。
だがいまや黄人は東洋にかつての目々を取り戻させ、
黒人も褐色人種も同様の権利を認められたのだ。
願わくは歴史が多くの伝承を物語るこの祖国にも
どうか神の慈悲が豊かに降り注がんことを。


ハーフィズ・イブラーヒーム「日本の乙女」

 この詩は日露戦争開戦直後にエジプトの国民的詩人といわれたイブラーヒーム(Hafiz Ibrahim)が作ったもので現在もエジプトでは愛唱されている。この詩は日露戦争開戦直後にエジプトの国民的詩人といわれたイブラーヒーム (Hafiz Ibrahim)が作ったもので現在もエジプトでは愛唱されている。この「日本の乙女Ghada al-Yaban)」は日本の従軍看護婦の日本の乙女の恋人である詩人の40対句からなるアラブの詩である。この少女は神にあらゆる美質を授けられ、「ユ ダヤ人に黄金をわすれさせるほどの美しい黄色い肌をした顔を持っていた(第13対句)。だがある晩、彼女が詩人の元にやってきて従軍看護婦として戦地に行 く決心をしたとほほえみながら詩人に告げた・・・。

わが同胞は死の泉さえ廿美に味わうというのに、
なぜあなたは私にそれを飲むなと仰言るのですか。
私は日本の女性です。たとえ死の苦しみを嘗めようと、
自分の望みを達せぬまま引き下がることはありません。
たとえ私が銃を撃つことに抜きんでず、
両の手で剣を翻して戦うことはかなわずとも、
傷ついた兵士たちを介抱してその要求に応じ、
戦地に倒れた者を慰めることはできるのです。


孫文

「これはアジア人の欧州人に対する最初の勝利であった。この日本の勝利は全アジアに影響を及ぼし、全アジア民族は非常に歓喜し、きわめて大きな希望を抱くに至った」

ベトナムの王子クォン・デ侯

「いまなお生々しく思い起すのは日露戦争に日本が勝ったときのアジアの歓びです。大東亜各国の志士と同じく、私たちもまた日本のあの輝かしい凱歌に刺激されて、独立への念願をひとしお燃え立たせたのですが、いまこの大戦争下に晴れて故国へ帰ることができますのは、全く感慨無量です。現在の戦況は日本に不利とみえますが、これは一時的のことでありアジアの正義は必ずや貫徹されるものと信じます。私達は日本と共同の理想達成のため全力全能をあげて戦います」

ベトナムの民族主義者:ファン・ボン・チュウ

 「東風一陣、きわめて爽快の想いあらしめた一事件が起こりました。それは他でもない、旅順・遼東の砲声がたちまち海波を逐うて、私たちの耳にも響いて来たことでありました。日露戦役は実に私達の頭脳に、一世界を開かしめたものと言うことができます」。それまでベトナム人は中国やフランスしか知らず、「世界の変遷、風潮の如何の如きは、我が国民の夢想だにしなかったところで、独立の具体的計画のごときは、なお、五里霧中の状態でした」。海外に出で考えが一変したが、それは「日露戦争の余波が影響したものといわざるを得ません」
(藩佩珠『ベトナム亡国史』平凡社、1966年)

インド:ジャワハルラル・ネルー首相
 
 「アジアの一国である日本の勝利は、アジアの総ての国々に大きな影響を与えた」。「ヨーロッパの一大強国が破れた。とすればアジアは、昔たびたびそういうことがあったように、今でもヨーロッパを打ち破ることができるはずだ。ナショナリズムは急速に東方諸国に広がり、『アジア人のアジア』の叫びが起こった」。「日本の勝利は、アジアにとって偉大な救いであった」
(ネルー『父が子に語る世界歴史』第3巻、みすず書房、1966年)。

インド仮政府代表・チャンドラ・ボース

 今から約四十年前、私がようやく小学校に通い始めた頃、一東洋民族である日本が、世界の強大国のロシアと戦い、これを大敗させました。このニュースが全インドに伝わり、昂奮の波がインドを覆いました。いたるところで旅順攻撃や、奉天大会戦や日本海海戦の勇壮な話で持ちきりでした。私たちインドの子供たちは、東郷元帥や乃木大将を敬慕し尊敬しました。元帥や大将の写真を手に入れようとしてもそれができず、その代りに市場から日本の品物を買ってきて、日本のシンボルとして家に飾ったものでした。そして、インドの革命家たちは、なぜ日本が強大国をやっつけることができたのか、それを知ろうと日本に来ました。また日本からは岡倉天心のような先覚者がインドを訪れ、全アジアを救うべき精神を説きました。実に岡倉こそ「アジアは一つ」と断言した大先覚者でした。日本はインドの仇敵イギリスに対して宣戦しました。日本は私たちインド人に対して、独立のための絶好の機会を与えました。私たちはそれを自覚し感謝しています。一度この機会を逃せば、今後百年以上訪れることはないでしょう。勝利は我々のものであり、インドが独立することを確信しています(NHKラジオ放送)

ビルマ・バーモウ首相の日露戦争観

 アジアの目覚めは日本のロシアに対する勝利に始まり、「この勝利がアジア人の意識の底流に与えた影響は決して消えることはなかった」。…..日本が「西欧勢力に対抗する新勢力として台頭したことは、日本のアジア諸国への影響をますます深めていったのである。それはすべての虐げられた民衆に新しい夢を与える歴史的な夜明けだったのである。私は今でも、日露戦争と、日本が勝利を得たことを聞いたときの感動を思い起こすことができる。私は当時、小学校に通う幼い少年に過ぎなかったが」、「そのころ流行した戦争ごっこで、日本側になろうとして争ったりしたものだ」。「こんなことは、日本が勝つ前までは想像もできぬことだった。ビルマ人は英国の統治下に入って初めてアジアの一国民の偉大さについて聞いたのである。それはわれわれに新しい誇りを与えてくれた。歴史的にみれば、日本の勝利は、「アジアの目覚めの発端、またはその発端の出発点とも呼べるものであった」。
バー・モウ『ビルマの夜明け』(太陽出版、1973年)

ロシアの革命家:ウラジミール・I・レーニン


「レーニン「旅順の陥落」
「旅順は降伏した」。この事件は、現代史上のもっとも大きな事件の一tつである。きのう電報で文明世界の隅々に伝えられたこの数語は圧倒的な印象、巨大で恐ろしい破局、言葉では伝えがたい不幸の印象を呼ぴ起こす。強大な一帝国の精神的力か地に落ち、未だしかるべき発展を遂げることができなかった若い一人種の威信が薄れつつある。一個の政治体制全体に判決が下され、長々しい野心の連鎖か中断され、大きな努カが打ち砕かれつつある。もちろん、旅順の陥落はすでに早くから予見されていたし、人々はすでに早くから口先で誤魔化し、用意の文句で自分を慰めてきた。しかし、目に見えて明らかな、なまの事実が、因襲的な虚偽の全体を打ち砕いている。

 今では、生じた崩壊の意識を緩和することはできない。ここにはじめて旧世界は取り返しのつかない敗北で辱められた。この敗北は、あれほども神秘に包まれた見たところ少年のように若い、きのう文明へ呼び出されたばかりの新世界によって加えられたものである。(中略・大幅) ロシアでは南から北まで、ほかならぬ都市に動揺が起こっている。この結末がどうなるかについては、誰も予言しようとするものはないが、しかし、ロシアでは革命はありえないと考えている人々の数が日一日と減少しつつあることは疑いのない事実である。そして、もし重大な革命的爆発があとに続いてやってくるなら、極東の戦争で弱められた専制がそれを制御できるかどうかは、全く疑わしい。そうだ。専制は弱められた。一番信じようとしない人々までが、革命が起こることを信じることは、すでに革命の始まりである。
それの続きにつては、政府自身がその軍事的冒険によって配慮している。そして、重大な革命的攻撃を指示し、それを拡大させることについては、ロシアのプロレタリアートが配慮するであろう。
『フオエリョード』第二号、一九〇五年一月十四(一)日(「プロレタリアートに告ぐ」『レーニン全集』第8巻、大月書店、1972年)33-41頁。

アドルフ・ヒトラー

「日本海海戦があったのは、私が小学生の時だった。クラスのほとんど総てがオーストリア人で、日本海海戦の敗北のニュースにクラスの総てが落胆したが私は歓声を上げた。それ以来、私は日本海軍に対して特別な感情を持った」



 当時の日本人の平均身長は155センチですロシア人はといいますと180センチほど有るわけです、今年の年末の話は早いかも知れませんが、203高地攻めやその他も出てくるでしょう、その辺を理解してみると面白いかもね、かもね??



首都圏警察、18歳未満者を対象に"夜間外出禁止令

 各報道によると、首都圏警察本部は13日、18歳未満者を対象に22:00以降の合理的な理由の無い外出を禁止する措置をバンコクを対象に講じた。

 ピヤ報道官によると、この措置は深夜時間に外出したり仲間同士でたむろする青少年が犯罪の犠牲者や加害者になることを未然に防ぐ為の措置で、今後暴走行為目的やゲーム目的等の合理的な理由が無い外出をする18歳未満者の摘発を強化し、摘発された18歳未満者に対しては警察署に連行し調書を取った上で保護者に対して身柄の引き取りを要請する方針だという。

こんな事をしてほんとに機能するのだろうか


ミャンマー軍、少数民族との戦闘に受刑者動員か

13日のタイのテレビ報道によると、ミャンマー軍は少数民族カレン族との戦闘で兵站(たん)に受刑者を動員しているもようだ。

 カレン族陣営に逃げ込んだ受刑者と名乗る男性2人が「ミャンマー軍が刑務所2カ所の受刑者約800人全員を駆り出し、兵器や食糧の輸送をさせている」「地雷や銃撃で多数の受刑者が死んだ」などと話した。映像にはミャンマー東部とみられるジャングルを行軍する兵士と荷物を運ぶ民間人の姿が映っていた。

 ミャンマー軍事政権は過去にも、少数民族に強制労働をさせたり、少年を兵士にした疑いがもたれている。

 カレン族は第2次大戦後すぐからビルマ族中心の政府に対し武装闘争を続けてきた。戦闘は互いに敵の死肉を食い合うほど激しいものだったが、1990年代にキリスト教徒カレン族主導の体制を不満とする仏教徒カレン族のグループが離反し、軍事政権側に立つ武装組織「デモクラティック・カレン・ブッディスト・アーミー(DKBA)」を結成。軍政と結んでキリスト教徒中心の反軍政組織「カレン・ナショナル・ユニオン(KNU)」と対立してきた。

 しかし、昨年11月、DKBAの一部がタイ国境付近でミャンマー軍と戦闘を始め、一時は約1万人の難民がタイ側に避難した。戦闘は現在も続いている。

「民主カレン仏教徒軍(DKBA)」から分離した同第5旅団(旅団長:ソーラーポェ少佐)

6 件のコメント:

副長 さんのコメント...

悲しい事に、原作者の乃木批判が今年の暮れには映像になります。

Unknown さんのコメント...

大河ドラマもそうですが、歴史が解らないものが、歴史と人物像までもが歪められたドラマをあれが歴史と思われたくないですね、NHKにはドラマの最後に「この作品はフィクションであり、登場する人物、場所等実在のものと一切関係ありません」と入れてもらいたいものです。

副長 さんのコメント...

だから、さっき集金に来たのですが、契約しませんでした。

Unknown さんのコメント...

私も日本に居るとき払った記憶がありません、こちらでもNHKが映るのですが契約していません、NHKワールドプレミアムと言って海外安全情報や2時間遅れニュースなど観てもどうしようもありませんから、それで月3000円も取るんですよ。しかし私は観ていないので払っていないのです。(笑

 副長まさか「NHKは観てないとか」、「内の受信機にスクランブルかけろ」とか言ったじゃないんでしょうね?

Unknown さんのコメント...

北朝鮮国際アマチュアゴルフ大会、参加料金などを公表した。大会は4月26日から30日参加費用は999ユーロ、このゴルフ場で金正日が自身初ゴルフで11回のホールインワンを含む38アンダーの世界記録を樹立した。

金正日は、石川寮よりすごいんですね、誰も信用をしないのに何故嘘ばっか吐くんですかね

副長これ笑いますよ

写真がまさか今の写真ではないと思いますが、これが現在だったら大笑いですね。
北朝鮮ウエブサイト
http://www.northkoreanopen.com//home.html

副長 さんのコメント...

気持ち悪ぃ、フラッシュの中に「エーザイ」のアフェリエイトがあるのにビックリした。

あれ、見てるとこ違う?

後は、ブロックされちゃった(笑。