2012年8月15日水曜日

宮城遥拝

凛として愛
恥ずかしながら一昨日初めて観させていただきました。


制作の経緯

靖国神社創立百三十年記念事業の一環として本館改修と新館増築にともない遊就館で真実のドキュメンタリー映画を上映することになり其の映画制作を依頼されたのが泉水隆一監督でした。
監督が渾身の力を込め二年の歳月をかけて出来上がったのが「凛として愛」でした。
映画完成前から他国からの批判を気にした保守陣営の圧力などがありました。
上映はされたものの、この歴史の真実を伝える「凛として愛」をたったの二日で上映中止にしてしまったのです。

YouTubeで全編見れますので是非観ていただきたい。


この中で高村光太郎は一遍の詩に書きつづっている

 黒船以来の総決算の時がきた 民族の育ちがそれを可能にした
 長い間 こづきまわされながら なめられながら しぼられながら

 仮装舞踏会まで敢えてしながら 彼らに学び得る限りを学び
 彼らの力を隅から隅まで測量し 彼らのえげつなさを満喫したのだ

 今こそ古に帰り源にさかのぼり 一瀉千里の本流と成り得る日が来た

 大東亜戦争は黒船来航以来、長い間欧米列強にこづきまわされてきた日本人の白人社会の強圧に対する総決算であることを詩に託している。

また軍令部総長永野修身

 戦うも亡国かも知れぬ だが戦わずしての亡国は
 
 魂までも喪失する 永久の亡国である

 たとえ一旦の亡国となるとも 最後の一兵まで戦い抜けば

 我らの子孫は この精神を受け継いで 再起三起するであろう

ピューリツア賞を受けたアメリカの従軍記者ジョン・トーランドはその著書の中で

 アメリカのように天然資源と広い国土に恵まれ 外国に攻撃される恐れもない国が
 どうして日本のように小さく、ほとんど資源もなく 常にソ連のような仮借ない
 隣国の脅威にさらされている島国の 置かれた立場を理解することができるだろうか

 アメリカが口にする正義は 結局は自己の目標を貫かんがためであり
 唱える道義は その奥底において 自らの利益のためであった。

東京裁判の中でブレイク二ー弁護人は

1946514

「戦争は犯罪ではない。戦争法規があることが戦争の合法性を示す証拠である。戦争の開始、通告、戦闘の方法、終結を決める法規も戦争自体が非合法なら全く無意味である。国際法は、国家利益追及の為に行う戦争をこれまでに非合法と見做したことはない」
「歴史を振り返ってみても、戦争の計画、遂行が法廷において犯罪として裁かれた例はない。我々は、この裁判で新しい法律を打ち立てようとする検察側の抱負を承知している。しかし、そういう試みこそが新しくより高い法の実現を妨げるのではないか。“平和に対する罪”と名付けられた訴因は、故に当法廷より却下されねばならない」
「国家の行為である戦争の個人責任を問うことは、法律的に誤りである。何故ならば、国際法は国家に対して適用されるものであって、個人に対してではない。個人に依る戦争行為という新しい犯罪をこの法廷で裁くのは誤りである。戦争での殺人は罪にならない。それは殺人罪ではない。戦争が合法的だからである。つまり合法的人殺しである殺人行為の正当化である。たとえ嫌悪すべき行為でも、犯罪としてその責任は問われなかった。

(以下の発言が始まると、チャーターで定められている筈の同時通訳が停止し、日本語の速記録にもこの部分のみ「以下、通訳なし」としか記載されなかった)

キッド提督の死が真珠湾攻撃による殺人罪になるならば、我々は、広島に原爆を投下した者の名を挙げることができる。投下を計画した参謀長の名も承知している。その国の元首の名前も承知している。彼らは、殺人罪を意識していたか?してはいまい。我々もそう思う。それは彼らの戦闘行為が正義で、敵の行為が不正義だからではなく、戦争自体が犯罪ではないからである。何の罪科でいかなる証拠で戦争による殺人が違法なのか。原爆を投下した者がいる。この投下を計画し、その実行を命じ、これを黙認したものがいる。その者達が裁いているのだ。彼らも殺人者ではないか」

戦後このやり取りは隠され続けられてきた、今でも全部は公開されていない。


最後に映画の締めくくりとして

 日本よ陽はまた昇る 

  祖国 日本を防衛するために 陸 海 空に散華された方々に

  私たちは誇りと 叡知を此の胸に抱き 凛として愛を 捧げる

  それがあって 初めて 日本の 新しい時代が始まる


永野修身軍令部総長は

たとえ一旦の亡国となるとも 最後の一兵まで戦い抜けば
 我らの子孫は この精神を受け継いで 再起三起するであろう

戦後我々は果たして再起三起しているであろうか、本日は終戦の日毎年恒例の護国神社の参拝は今年は出来ません、遠隔地からの宮城遥拝にてご勘弁願い明日の日本を考えたいと思います。






1 件のコメント:

副長 さんのコメント...

先人に対し、申し訳ない思いだけであります。