2012年8月9日木曜日

ラオスと中国人



 1年ぶりにラオスに行きました、行く度に町の様子が変わっていて、ここ1-2年の変わりようはすさまじい、新しいホテル、カフェ、レストラン、マーケットやゴルフ練習場、ゴルフをやっている奴がいるのかと覗きに行っきましたが、やはりいるんですね。

其れよりも何よりも中国人の進出がすさまじい、観光客は然る事ながら、労働者や定住者の流入が凄いことになっている。

ラオスのビエンチャンと言えばやはりメコン川、対岸の町はタイのノンカイ、夜になるとノンカイの夜景が観え情緒が有る所です。

数年前からここにベトナムの資本を注入して公園が出来た、そして今年は其処に一大ナイトマーケットが出来たのである、以前から小規模のマーケットはあったものの、其れはタイの地方都市のマーケットよりも可也小ぶりの物だった。
観光客にとってはメコン川の流れと夜景とがセットになって雰囲気をか持ち出している。

しかしその横に中国の看板で隠された巨大開発地帯があった、なんだろうかと覗いたら、ラオスの一等地のメコン川沿いに住宅開発をやっているのである、こんな物はここの景観に合わないだろう、中には開発途中の毒々しい色の屋根、同じ建売住宅が並んでいた。

ホテルの者に「あそこの建売住宅は誰が買うんだ」と聞いてみたら、「殆ど外国人でしょうね」との答え、「其れも中国人でしょうね」と、驚いたことに現場で働いているものたちも殆ど中国人だとの事、それで連中は仕事が終わっても国には帰らずラオスに住み着くのだという、又その者達が中国から家族を呼び寄せどんどん中国人が増えていくのだという、いまや市場やマーケットもラオス人の商売人たちは追い出され中国人が幅を利かせているのだという。

其れは昔からのようにも思えるが、ここ最近はその数がすさまじい。その兆候は4-5年前からあった国境のデューティフリー等でもタイ語が通じないのである(ラオス語はタイ語に似ているので殆どのラオス人はタイ語を理解する)中で働いている者達が中国語とも何処の言葉とも知れない言葉を話しているのである。その数ビエンチャンの人口の2割くらいになっていると言う。

運転手に聞いてみる

「しかし中国とは兄弟国だろ」

「何を言ってるんだベトナム人の流入はいい我々は戦争を共に戦った兄弟国だから、
そして日本人もウエルカムだ日本は貧しいラオスに道路を作ってくれ橋を架けてくれ我々の生活は向上した、しかし中国は違うラオス人の職場を奪い人口が増えたことによって物価も上昇した奴らが来て何も良いことはない、よくなっているのはラオスの大統領と中国人だけだ」

ラオスは未だに一党独裁の国だ、その国で政治的批判等はおおぴらには出来ないのである、そしてラオス人は何事にもゆったりした気性で余りこの様な発言はしないしかも外国人に、可也国の行く末を危惧しているのだろうと伺える。

これはラオスの知識人でもなんでもない一ドライバーから聞いた話なのである、殆どのラオス人がいまや中国人流入問題で頭を抱えている。

現在の関係が、はじめから中国優位で構築されたため、ラオスが中国と同等の関係を構築することは大層困難であろう。ただ、中国との紐帯を維持しつつも、無作為に援助や投資を受け入れるのではなく、自国と国民にとっての利益を見極めることは重要である。特ASEAN の一員として中国にどう向き合うかも重要な課題である。いずれにせよ、地理的かつ歴史的な辺境国家故に、ラオスは外交において難しい舵取りを迫られている。

唯一の望ましい道は、ラオス人が本来土地持ちであることを有利に活かすことによって、地主や資本家の立場から中国人を働かせるくらいのパワーを持つことである。困難ではあるが、ラオス内でもやり手の企業家が生じつつあることもその意味で大事である。





こんな写真は載せたくありませんが、北朝鮮の最高人民会議常任委員長、キム・ヨンナム
がラオス訪問するとあって街中はこんな具合でした、私はこの訪問も臭いと思うのですが、特にこのところ中国人の流入だけではなく韓国人の進出もすさまじい、そしてここは北朝鮮から脱北者の東南アジアにおける一大拠点になっているからであるラオスには数千人からの脱北者がいると言われており、ここで様子を見てタイ側に密入国してタイ国境警備隊に捕まるというのが手順である。






2 件のコメント:

副長 さんのコメント...

ゴ、ゴルフ練習場だとぉ!?

東郷デューク さんのコメント...

はい、ゴルフ練習場です、ゴルフ場もビエンチャンに現在3つ、開発中が一つ、ラオス人民革命党の一党独裁の国でこんなことが許されるのでしょうか(笑。